11日午後の東京外国為替市場は、円買い優勢の展開。
軟調なアジア株、PIIGS諸国の財政懸念、英国の政治的空白等、
リスク回避を連想させる材料が並ぶなか、上値の重い推移が
続いていたが、東京時間の終盤、薄くなった市場を狙った
仕掛け的な円買いが進み、米ドル円・クロス円各通貨が急速に下値を
削り始めた。
今回も相場を主導したのはユーロ円で、短期的なサポートとして
期待された117.80円付近(昨日の安値水準)を下回ると下落に
拍車がかかり、本日安値を117.19円まで更新した。
安値更新後、利益確定のユーロ買いから117円台後半へ水準を
戻しているものの、アジア株に続き軟調な推移を示している
欧州株や時間外取引におけるダウ平均先物をみると、
再度下値を攻める動きが始まる可能性もあるだろう。
一旦は先週末の終値である116.35円を目標に「窓埋め」を
完成させる展開となることが予想される。
一方の米ドル円も上値の重い展開。ユーロ円の急落に歩幅を
合わせる形で値を削り、本日安値を92.31円とした。
この水準に差し掛かる5日間移動平均線が、サポートとして
機能した格好だが、ユーロ円同様に欧米株の軟調推移をみると
欧州時間中に再度同水準を試す可能性も残されている。
こちらを維持できるかどうかが、目先の焦点となるだろう。