FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -5ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

14日欧米市場の米ドル円は、欧州取引き時間序盤に直近安値

81.77円 を下回り80.88円まで下落した。

米金融緩和拡大観測の高まりから、総体的な米ドルの動きを示す

ドル・インデックスも一時、年初来安値を下回り76.25まで下落、

米ドル安進行となった。

しかし欧州時間中盤に菅首相が「為替の急激な変動は好ましくない。

どうしてもという時には断固たる措置を取る」と強い円高懸念を示した為、

米ドルを買戻す動きがNY時間に入っても継続、米ドル円は81.66円まで

切り返した。しかしドル安進行の流れが強い中、米ドル円の上値も

重たくなっている。

野田財務相のG20開催議長国である韓国の通貨介入への批判が、

逆に自国通貨、米ドル円への介入実施を今後より困難にすると

考える市場関係者が増えているようだ。

現在の米ドル安進行から、ドル・インデックスでの重要な下値抵抗線

である75.00台前半への下値トライの可能性を考慮すると、米ドル円も

一時的に80円割れまでの下落は考えておく必要がありそうだ。

13日欧米市場は豪ドルなどの資源国通貨が買われた。

NY金が過去最高値を更新、原油価格も上昇するなど、

商品相場の値上がりで投機資金の流入に拍車が

かかっているようだ。

豪ドルは一時、対米ドルで0.9936ドルまで上昇。

1983年に変動相場制に移行して以来の最高値(0.99177ドル)を

突破した。豪ドル円も一時レンジ内上限に接近する81.30円まで

値を伸ばした。

10月の消費者信頼感指数が上昇したことや世界的な株高も

リスクオン(リスク選考)となって、上値指向を強めた。

FOMC議事録公表で米、追加金融緩和実施の可能性が高まり、

過剰流動性相場が強まっている。

豪ドル米ドルは上値抵抗線の0.990以上を明確に維持するようで

あれば、米ドルとのパリティ(等価)を目指す可能性が高まりそうだ。

その場合豪ドル円での重要な値段の節目でもある82円突破が

出来るのか注目したい。

12日欧米市場クロス円通貨は米FOMC議事録公表後上昇に転じた。

FOMC議事録(9月開催分)によると、近い将来金融緩和を実施する

用意があるとの認識を示し、また一段の景気刺激に向けた措置として、

米国債の購入およびインフレ期待を高めることに注力する考えを示した。

近い将来、追加金融緩和が実施される可能性が高まったことから、

ユーロ、豪ドルなどの主要通貨上昇に対して米ドルは下落。

クロス円はNY株価がプラスに転じリスク選考的な動きも後押しとなり、

買われる展開となった。

しかし全般的にクロス円は米ドル円の介入期待後退から円高懸念が

高まっている現状では上値は重たくなりそうだ。