14日欧米市場の米ドル円は、欧州取引き時間序盤に直近安値
81.77円 を下回り80.88円まで下落した。
米金融緩和拡大観測の高まりから、総体的な米ドルの動きを示す
ドル・インデックスも一時、年初来安値を下回り76.25まで下落、
米ドル安進行となった。
しかし欧州時間中盤に菅首相が「為替の急激な変動は好ましくない。
どうしてもという時には断固たる措置を取る」と強い円高懸念を示した為、
米ドルを買戻す動きがNY時間に入っても継続、米ドル円は81.66円まで
切り返した。しかしドル安進行の流れが強い中、米ドル円の上値も
重たくなっている。
野田財務相のG20開催議長国である韓国の通貨介入への批判が、
逆に自国通貨、米ドル円への介入実施を今後より困難にすると
考える市場関係者が増えているようだ。
現在の米ドル安進行から、ドル・インデックスでの重要な下値抵抗線
である75.00台前半への下値トライの可能性を考慮すると、米ドル円も
一時的に80円割れまでの下落は考えておく必要がありそうだ。