FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -44ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

9日の欧米外国為替市場は、総じて「往って来い」の展開となった。

NY時間序盤は中国の輸出急増見通しに、世界経済動向に対する

楽観ムードの広がりが株価を押し上げ、リスク選好の動きを強め

米ドル売り・円売りとなった。

その中でもユーロは対米ドルで1.2073ドルと本日の高値を付け、

円に対しては110.61円まで値を伸ばした。しかし、その後発表された

ベージュブックが期待外れに終わり、NY株価が下げに転じ値を切り下げた。

依然としてユーロを買い進めて行くだけの要因はなく、さらに下値を試す

展開も予想されるだろう。

また、先ほどNZ中銀は約3年ぶりに政策金利引き上げ(2.75%)を発表した。

声明文にインフレ圧力(2.8%から4.8%)が高まる見通しと記載されており、

インフレ抑制にシフトするなら追加利上げも予想される。

8日の欧米外国為替市場は、各通貨株価に左右される方向感のない

展開となった。

NY時間序盤は株価がマイナス圏へと転落したことにより、リスク回避

姿勢の流れが続いて米ドル円では下値を試す展開となり90.84円、

ユーロ円も108.32円まで値を削り本日の安値を更新した。

しかし、スイス中銀(SNB)のユーロ買いスイス売り介入と思われる

動きが観測されたことで、ユーロを中心に値段を戻す展開となり

対米ドルでは1.2010ドルとなり本日の高値を更新。

その後はNY株価がプラスに転じたことと、野田財務相による

「為替の過度な変動・無秩序な動きは経済に悪影響及ぼす」

「マーケットの動向を注意している」とのコメントが意識され

各通貨とも値段を回復し、特に資源国通貨の豪ドル円とNZドル円は

高値を更新した。

しかし、市場は欧州への懸念が重石となり、方向感の定まらない

欧米株価に連動する神経質な展開が続きそうだ。

7日午前の外国為替市場は先週末の流れそのままに、

水準を下げる展開となっている。

米雇用統計の結果や新たなユーロ圏の信用リスクを嫌気して、

日経平均を含むアジア関連株は寄り付き直後から大幅に売られる

展開となっており、リスク回避の動きが強まっている模様。

この流れは逃避的に買われているNY金市場以外、NY原油の

夜間取引など幅広い分野で見られており、直近の安値を再び試す

展開もありうるだろう。

現在は一旦下げ止まりの様相を示しているが、市場関係者の間では

「午後に入り、ユーロ圏の株が急落する可能性は否定できず、

多少値を戻しても油断できない状況にある」との声が聞かれており、

クロス円全般の下げ余地が拡大している点に注意していきたい。