FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -42ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

18日の欧米市場では米ドル円の下落が目立つ格好となった。

背景には懸念されていたスペインの長期国債入札が大きな混乱
もなく無難に終了したことから、前 日の短期債入札に続き安心感から
ユーロ買い米ドル売りを呼び込んだ模様。

その上、発表された米経済指標のうち6月フィラデルフィア連銀景況指数
(予想 21.0 結果8.0)や新規失業保険申請件数(予想45.2万 結果47.2万)等、
米経済の基調が市場の思惑に比べ、回復傾向にないことが示されたことも
背景にはあるようだ。

一連の材料をうけクロス円は堅調ながら も、米ドルの独歩安となっており、
6月に入って以来の安値を更新することとなった。
今後は、上記米経済指標に見てとれるように期待感が先行していた米経済 と、
連日対応に追われるユーロの綱引きとなる可能性が強い。

市場の関心は7月に発表予定のユーロ圏大手金融機関に対し
行われるストレステストの結果発表 (ユーロ圏の信用問題)が焦点と
なっているが、それまでは引き続き二国間で出てくる指標等に注目していきたい。

16日の欧米市場では米ドル円、クロス円通貨において方向感のない

往来相場が続く状況となった。


欧州市場から米国市場序 盤にかけてスペインへの緊急融資枠

(IMFやECBによる)がまとまりつつあるとの報道や、米経済指標

(5月住宅着工件数 予想65.0万 結果59.3万 

5月建設許可件数 予想62.5万 結果57.4万)の悪化を受け、

一時的にリスク回避の動き見られていたが、下値では押し目買い

意欲も強く攻めきれずに推移していた。


その後、明日EU内で 首脳会談が予定されているが、フランス政府の

当局者より同報道を否定する発言があったことで、安心感から

買い戻されることなった。今後も著名な投資家であ るジム・ロジャーズが

売られすぎたユーロに対し買い進めている旨を公言するなど、

相変わらずリスク資産への買い戻しを図る流れが主流となっており、

積極的 な押し目買いが見られることになるだろう。


一方のポンド円だが、キング英中銀総裁より政策金利引き上げが

前倒しする可能性を示唆する発言を受け底堅く推移 していたが、

NY市場の引け間際にオズボーン英財務相より、英国にて金融規制を

行っている機関の権限移譲を英中銀に行う旨を発表すると、

金融規制を巡る不透明感から売られることとなった。

仮に金融規制が強化される方向性が見出される場合、

予想される英国株の下落を嫌気してのことだろう。

15日の欧米市場は上値追いの展開を見せることとなった。

欧州株に続きNYダウが大幅な上昇を見せたことで、リスク選好の
流れが継続。独ZEW景気期待指数や6月NY連銀製造業景気指数など、
予想に比べ悪い数字が出たにも関わらず底堅い推移となった模様。

結局NYダウは前日比で213ドル高を記録して終えたことやS&P500が
年初来プラスに転じたことなど、市場関係者からはアジア圏での株も
底堅く推移するのではとの声も聞かれており、引き続き各クロス円通貨は
上値を試す展開になるとの見方が広まっている。

その場合、豪ドル円は80円の大台トライ、ユーロ円は4日の高値
114.17円が上値の目途となるだろう。