FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -41ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

22日の欧米市場では円買いが優勢の展開、23時に発表された

5月中古住宅販売は(予想:620万件 結果:566件)となり

米景気の回復期待が懐疑的になったこと等からNYダウは

148ドル安となり、リスク回避の動きが鮮明となった。

また原油価格の下落も重なり豪ドル円、加ドル円の資源国通貨にも

円高圧力が高まった。そのような中、一人気を吐いたのが英ポンド。

昨晩発表された緊急予算案を受けて財政再建への道筋が示されたと

市場は好意的に受け止め、更には格付け会社フィッチがこの英予算案に

関しコメントを発表。

「英予算案は力強い意思表明」と評価したことで英国債の格下げ懸念が

急速に弱まり、英ポンドは対主要通貨で強含んだ。ギリシア危機以来一ヵ月半、

漸く各国固有のファンダメンタルズに目が向けられるようになってきた印象だ。

米ドル円が6月の終値ベースでの安値を更新しており、再び80円台に

入るのかどうか注目したい。

21日の欧米市場、昨日朝方から続いた株高の流れが

NY市場では止まった。

NYダウは寄り付きこそ100ドルを超え高値圏で推移していたが、

断続的に売られて、結局は前日比でマイナスとなった。

これを受け為替市場では流れが一変し、リスクテイクから

リスク回避への流れとなった。

オセアニア通貨と比較して上値の重かった欧州通貨ペアは

ユーロ円が113.43円から111.84円、英ポンド円が136.04円から133.99円まで

値を削ることになった。

その後やや値を戻しているが長い上ヒゲをつけているだけに

上値は重そうな状況だ。

また、朝から上昇していた、豪ドル円、NZドル円も欧州市場で記録した

高値からそれぞれ約1円下落している。

本日も株価を睨んでの取引になりそうだが、全体的に上値の重い展開になりそうだ。

先週末、中国による事実上の人民元の切り上げが報じられた。

その狙いとしては今週末にカナダで開催されるG20において、

人民元が過小評価されているとの各国からの批判を回避することが

狙いといえよう。

即ち他の主要国に対し先手を打った印象だ。

参考までに約4年前の2005年7月21日に人民元の対ドルレートを

2%切り上げると発表した当日(日本時間20時位)は、それ以降、

米ドル円が3円下落、クロス円もこれに倣って下落したが、

翌日からは反転上昇している。

今回は米ドル円が先週末比でやや安いが、豪ドル円、NZドル円は

先週末比で逆に高く取引が始まっており、マーケットは人民元報道の

消化に戸惑っている印象を受ける。

米ドル円は200日間移動平均線が位置する90.90円や

昨年11月の安値84.78と今年5月に記録した今年これまでの安値

94.99の38.2%押しである91.09がほぼ重なる91円近辺が回復できなければ、

80円台を目指す可能性があるので注意が必要であろう。

そうなるとクロス円通貨ペアの上値も重くなる。その他の材料としては

23日には英BOE議事録の発表、同日深夜には米FOMCが開催される。