FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -40ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

カナダG20が閉幕した。声明内容には、2013年までに財政赤字を半減する

という目標が掲げられた。また、持続的成長のための景気刺激を継続との文言も。

欧州と米国の主張を盛り込んだバランスのとれた内容と言える。


米国は週末に金融規制強化法案の一本化作業を終えたが、当初、銀行に対して

ヘッジファンドへの融資を禁止するといった抜本的な案は影を潜め、その内容は

かなり薄まっており骨抜きにされた感がある。


今週のメインイベントは金曜日の米雇用統計だが、それ以前、火曜日には

消費者信頼感指数、木曜日にはISM製造業景況指数が発表される。

日本では木曜日に日銀短観が発表されるが、足元の景気回復を示す

比較的良好な結果が予想され、日本景気の下振れやデフレは相場の材料には

なりにくそうだ。


米ドル円はサポートラインが点在する88円台を終値ベースで維持できるかが

焦点となろう。もし終値ベースで前期の水準を明確に切ってきた場合、

昨年11月末に記録した84.78円まで目立った節目がないので注意が必要だ。


24日の欧米市場、NY市場の午前中、米ドル円は89.22円をつけ、

ほぼ1ヶ月ぶりの安値を記録した。

他の通貨ペアもこの動きに追随し、豪ドル円は77.12まで下落した。

5月耐久財受注は(予想:-1.3% 結果:-1.1%)となったが

市場は反応薄。

また米国株式は終日軟調に推移したが、為替相場は大きく値を

崩すには至らず、NY市場の午後に入ってからは短期筋の

ショートポジションの巻き戻しが見られ、反対に値を戻す展開となり

米ドル円は89.59円で引けた。

電撃的に首相が交代し、資源超過利潤税の行方が注目される

豪ドルは対円において、一目均衡表の転換線に上値を抑えられている。

再度、安値を試し、昨日安値を下抜けする場合は基準線のさしかかる

76円半ばが目標値となる。

23日の欧米市場では米新築住宅販売件数(予想:41万件 結果:30万件)が

過去最低水準に落ち込んだことや、その後発表されたFOMCの声明文で

経済回復に関する慎重姿勢が示されたことにより、米国の低金利政策が

継続されるとの思惑が台頭したことで米ドル売りに傾倒した。


また、大手格付機関フィッチが仏の大手銀行BNPパリバの格下げを行い、

ひいては仏自体の格付けを引き下げるとの観測が浮上、主要通貨では

消去法的に円が買われる展開となった。


米ドル円が90円を割り込み目先の下値を試している。安値目途としては

5/20につけた88.94円となろう。クロス円も米ドル円の影響は免れないことから、

買いから入る場合は引きつけて拾いたいところだ。