FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -39ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

30日欧米時間の外国為替市場は円買い優勢に推移している。

注目材料の6月ADP雇用統計(予想:+6.0万人、結果:+1.3万人)は

市場予想を大きく下回り、2日の6月米雇用統計に対する警戒感を

強めた。

また、NY時間終盤に米格付け会社ムーディーズがスペイン国債を

格下げ方向で見直すと発表すると、株価下落→円買いの流れに

拍車が掛かりクロス円通貨は軒並み水準を落としている。

豪ドル円は本日安値を74.30円まで更新したが、その後の戻りも弱く

目先も軟調な推移が予想される。6月の安値が73.67円で、こちらが

短期的な下値目途として意識されそうだ。

一方のユーロ円は108円台前半での推移。欧州時間、予想されたよりも

大幅に少ない額となったECB3ヶ月物オペの供給量(2000億ユーロ程と

思われたが実際は1300億ユーロ程に留まった)から、ユーロ圏における

銀行間の資金調達環境が良好であるとの見方が広まりユーロ買いが

強まり、ユーロ円は一時109.13円まで本日高値を伸ばしたが、NY時間

終盤の株価下落でこの上昇分を吐き出している。

29日欧米時間の外国為替市場は円買い優勢の展開。

一時前日比300ドルを超える下落を見せたダウ平均株価等、

欧米株式が軒並み軟調な推移となりリスク回避の動きが強まった。

米6月消費者信頼感指数(予想:62.5、結果:52.9)が予想外に

弱い数字となり、米景気の二番底懸念が拡大したことも

この流れに拍車をかけ、米ドル円・クロス円各通貨は総じて

下値を広げる格好となっている。

中でも下げ幅が大きかったのが高金利通貨の代表格である

豪ドル円で、一時74.92円と75円台を割り込む場面も見られた。

NY時間の引けにかけては若干水準を戻し、75円台を回復して

いるが、日足ベースでみると5日・21日移動平均線がデッドクロスを

完成させており、テクニカル的な地合いが大きく悪化したと言える。

もし、東京時間中に再度下値攻めが始まり、75円台を明確に

下抜ける展開となるようであれば、6月安値の73.67円を試す展開へ

と繋がることも考えられ注意が必要だろう。

一方の米ドル円も上値の重さが目立ち、今月安値を88.28円

まで更新している。直近で出ている米経済データの多くが

弱い内容で、週末の6月米雇用統計に対する懸念が高まっている。

安値でも米ドルは買いにくい地合いとなっており、目先も

軟調推移が続きそう。短期的には5月安値の87.83円を

目指す展開となりそうか。

28日欧米時間の外国為替市場では、英ポンドの強さが目立った。

先週発表されたBOE議事録においてセンスタンス委員が利上げを

主張していたことが明らかとなり、英国での早期利上げ期待が

高まっているが、本日も同委員からタカ派的な発言が聞かれ

再度英ポンド買いを呼び込んでいる。

英ポンド円は一時本日安値より1円以上水準を上げ135.29円まで

本日高値を更新した。他通貨に積極的な買い材料が見当たらない状況下、

消去法的に英ポンドを買う動きも散見されており、目先も確りとした

推移が期待できそう。

一時はデッドクロスを形成しかけた5日・21日移動平均線が、現在はどちらも

上向きに転じておりテクニカル的な地合いも改善したと言える。

短期的には、4月高値と5月安値の半値戻しに当たる146.30円付近を

意識する展開となりそうか。

一方で米ドル円は上値の重い推移。金曜日発表の6月米雇用統計に対する

弱気見通しが台頭しており、こちらを織り込む動きが始まっている模様。

一時89.06円と89円台割れ寸前まで値を崩す場面もみられ、

地合い弱さが目立っている。もしも、明確に89円台を割り込んだ際は

5月安値の87.83円辺りまで下値余地が拡大することも考えられ注意をしておきたい。