先週末、中国による事実上の人民元の切り上げが報じられた。
その狙いとしては今週末にカナダで開催されるG20において、
人民元が過小評価されているとの各国からの批判を回避することが
狙いといえよう。
即ち他の主要国に対し先手を打った印象だ。
参考までに約4年前の2005年7月21日に人民元の対ドルレートを
2%切り上げると発表した当日(日本時間20時位)は、それ以降、
米ドル円が3円下落、クロス円もこれに倣って下落したが、
翌日からは反転上昇している。
今回は米ドル円が先週末比でやや安いが、豪ドル円、NZドル円は
先週末比で逆に高く取引が始まっており、マーケットは人民元報道の
消化に戸惑っている印象を受ける。
米ドル円は200日間移動平均線が位置する90.90円や
昨年11月の安値84.78と今年5月に記録した今年これまでの安値
94.99の38.2%押しである91.09がほぼ重なる91円近辺が回復できなければ、
80円台を目指す可能性があるので注意が必要であろう。
そうなるとクロス円通貨ペアの上値も重くなる。その他の材料としては
23日には英BOE議事録の発表、同日深夜には米FOMCが開催される。