16日の欧米市場では米ドル円、クロス円通貨において方向感のない
往来相場が続く状況となった。
欧州市場から米国市場序 盤にかけてスペインへの緊急融資枠
(IMFやECBによる)がまとまりつつあるとの報道や、米経済指標
(5月住宅着工件数 予想65.0万 結果59.3万
5月建設許可件数 予想62.5万 結果57.4万)の悪化を受け、
一時的にリスク回避の動き見られていたが、下値では押し目買い
意欲も強く攻めきれずに推移していた。
その後、明日EU内で 首脳会談が予定されているが、フランス政府の
当局者より同報道を否定する発言があったことで、安心感から
買い戻されることなった。今後も著名な投資家であ るジム・ロジャーズが
売られすぎたユーロに対し買い進めている旨を公言するなど、
相変わらずリスク資産への買い戻しを図る流れが主流となっており、
積極的 な押し目買いが見られることになるだろう。
一方のポンド円だが、キング英中銀総裁より政策金利引き上げが
前倒しする可能性を示唆する発言を受け底堅く推移 していたが、
NY市場の引け間際にオズボーン英財務相より、英国にて金融規制を
行っている機関の権限移譲を英中銀に行う旨を発表すると、
金融規制を巡る不透明感から売られることとなった。
仮に金融規制が強化される方向性が見出される場合、
予想される英国株の下落を嫌気してのことだろう。