FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -35ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

9日の欧米外国為替市場は、各通貨とも動意少ない展開となった。

欧州時間序盤は、特に目立った材料はなく各通貨とも小動きだったが、

欧州通貨を中心にこれまでの上昇に対してポジション調整が入り、

ユーロ円は111.53円、ポンド円では133.24円まで値を落とし

本日の安値を更新した。

しかし、ポジション調整が落ち着くとユーロ円は112円台まで値を戻し、

日足チャートを見ても移動平均線の5日線が21日線を上抜きつつあり、

更なる上昇も期待されるだろう。

一方加ドル円は、20:00に発表されたカナダ6月雇用統計

(失業率:結果7.9%、予想8.1%雇用者数:結果9.32万人、予想2.0万人)が

予想外に強い内容となり、85.98円まで上値を伸ばし本日の高値を更新し

強い基調を見せたが、買い基調が一服すると高値圏での推移となった。

各通貨とも値幅が限定された方向感の薄い動きとなっているが、

来週から楽観視されている米企業の決算シーズンとなり、

内容次第では今後の方向感が決まって来るだろう。

9日午後の東京外国為替市場、米ドル円・クロス円通貨は

総じて方向感の乏しい推移となった。

堅調推移のアジア株を背景としたリスク選好の円売りと、

週末に絡むポジション調整的な円買い戻しとが交錯

していた模様。

豪ドル円は77円台半ばを中心にもみ合う展開。

77.15円に差し掛かる21日間移動平均線と心理的な節目

である78.00円が当面は上下の節目として意識されそう。

先にブレイクした方向へ流れが傾きやすくなることが考えられ、

これらの水準付近での攻防には注意をしておきたい。

一方の米ドル円は88円台半ばでの推移。週末ということもあり

方向感は乏しいが、昨日永く上値抵抗線として機能していた

5日移動平均線や、一目均衡表上の転換線を上抜けるなど

基調は強い。88円台前半で下値を固め米ドル買い安心感が

高まれば、大台90.00円を試す展開につながることも考えられるだろう。

8日の欧米外国為替市場は、円売りの流れが優勢となった。

ユーロ圏政策金利発表(1.0%据え置き)後の記者会見で

トルシェ欧州中央銀行(ECB)総裁は、注目されるストレステストに

関して「ストレステストは信頼の構築に繋がるだろう。」等と述べた。

詳細や自身の見解には踏み込んだ発言は無かったが、

「第2四半期のユーロ圏は第1四半期よりはるかに好調な見込み」とし

非常に前向きな経済見通しが好感された。

また、同時刻に米新規失業保険申告件数(予想:46.0万人、

結果:45.4万人)が発表され、市場予想より強い結果となった。

トルシェ総裁の発言内容と米指標の結果が好感され、リスクを

選好した米ドル円・クロス円が値を押し上げる形となり、米ドル円は

88.65円、ユーロ円は112.52円まで上値を伸ばし本日の高値を更新した。

しかし、円売りの流れが一服すると各通貨上げ幅を削り、ユーロ円は112円台、

豪ドル円では77円台を割り込む場面もあったが、それぞれ大台を確保して推移した。

その後は積極的に売り進める材料もなく、NYダウが120ドル近く

上昇して取引が終了しており各通貨が再度買われ、特にユーロ・

米ドルは1.2712ドルと高値引けとなった。

引き続き、東京時間序盤もリスク選好の流れが考えられるが、

週末要因で一旦のポジション調整も考えられるので注意したい。