8日の欧米外国為替市場は、円売りの流れが優勢となった。
ユーロ圏政策金利発表(1.0%据え置き)後の記者会見で
トルシェ欧州中央銀行(ECB)総裁は、注目されるストレステストに
関して「ストレステストは信頼の構築に繋がるだろう。」等と述べた。
詳細や自身の見解には踏み込んだ発言は無かったが、
「第2四半期のユーロ圏は第1四半期よりはるかに好調な見込み」とし
非常に前向きな経済見通しが好感された。
また、同時刻に米新規失業保険申告件数(予想:46.0万人、
結果:45.4万人)が発表され、市場予想より強い結果となった。
トルシェ総裁の発言内容と米指標の結果が好感され、リスクを
選好した米ドル円・クロス円が値を押し上げる形となり、米ドル円は
88.65円、ユーロ円は112.52円まで上値を伸ばし本日の高値を更新した。
しかし、円売りの流れが一服すると各通貨上げ幅を削り、ユーロ円は112円台、
豪ドル円では77円台を割り込む場面もあったが、それぞれ大台を確保して推移した。
その後は積極的に売り進める材料もなく、NYダウが120ドル近く
上昇して取引が終了しており各通貨が再度買われ、特にユーロ・
米ドルは1.2712ドルと高値引けとなった。
引き続き、東京時間序盤もリスク選好の流れが考えられるが、
週末要因で一旦のポジション調整も考えられるので注意したい。