FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -31ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

27日の欧米市場は欧州市場前半からの円安の流れが

継続する展開になった。

ストレステストの結果発表後、ドイツ国債と「PIIGS」諸国の

債券利回り格差が縮小傾向を維持していることが市場に

好感され、リスク選好の円売りにつながったようだ。

またテクニカル的な面も見逃せない。レジスタンス

(上値抵抗帯)と目されていたユーロ円の113円半ば、

英ポンド円の136円、豪ドル円の78円後半のレベルを越えてきた。

これらのレベル近辺でショートポジションを作っていた向きの

買い戻しが集中し、いわゆる「踏み上げ相場」になったと言えよう。

昨晩23:00に発表されたリッチモンド連銀製造業指数

(予想:12 結果:16)消費者信頼感指数(予想:51 結果50.4)

とまちまちであったが、マーケットに与える影響は限定的であった。

東京市場に戻ってきて目先は利食い売りで下押しする局面もあろうが、

前記のレベル付近では買い意欲が出てきて底堅い展開となるだろう。

26日の欧米市場、特に欧州市場はストレステスト結果発表後の

初めてのマーケットだけに注目を集めていた。

ユーロ/米ドルは1.29台半ばから取引が始まり1.29近辺へ下落した後、

一時、1.3台まで急回復した。これは当初、軟調気味に推移した欧州圏の

株価が堅調に転じたことや、23:00に発表された米新築住宅販売

(予想:+6.7% 31.1万件 結果:+23.6% 33万件)となって、

リスク選好の流れとなったことが挙げられる。

米ドル円は欧米時間を通じて、87円を挟み方向感なく推移。

クロス円は欧州時間午前にいずれの通貨ペアもこの日の安値を記録後、

株価の上昇に伴い反発した。

しかし、日本時間につけた高値を更新することは適わず、上値は

限定的であった。

ユーロ円は113円半ば、英ポンド円は136円、豪ドル円は79円と

最近の高値付近での上値の重さが目立つ。

これらの水準を背に売りから入るのも一案だが、マーケットが薄く

なってきている時だけに踏み上げ相場になった際は、大きく

上昇する可能性もあるので注意したい。

7月の最終週に入る今週注目の材料は、7/29に行われる

NZ準備銀行(RBNZ)の政策金利発表。

そして7/30の米第2四半期GDP(前期比年率)の速報値と同期間の

個人消費の発表だ。


NZ準備銀行(RBNZ)の政策金利は市場参加者の多くが0.25%の

利上げを予想している。

NZドル/米ドルにおいて0.7300~0.7320にかけての上値抵抗帯を

抜けられるかどうかが、今後のNZドル円の行方を左右するだろう。


米国GDP(前期比年率)の速報値はプラス成長を維持しそうであるが、

前期の改定値、確報値がそれぞれ下方修正されており、心もとない。


また同個人消費に関しても前期比プラスの見込みとはいえ、

その幅は小幅なものになりそうである。


ここ最近マクロの経済指標は芳しくない数字が優位になっている。

米ドル円はその日足終値ベースで少なくとも88円台を回復しないことには、

下落リスクの方に軍配が上がりそうだ。