FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -23ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

週末、豪州で行われた総選挙では過半数を取れた政党がなく、

英国同様、ハングパーラメントの状態となった。政局への不安から、

豪ドル円は先週末比約40銭安の76.02円前後でで取引が始まった。

ただ、先週末の安値を下回っているわけでもなく下げ幅は限定的。

また、ユーロ圏では先週末にウェーバー独連銀総裁が

市場へ無制限の資金供給を年末越えまで継続するとして、

ユーロの売りを誘った格好となっている。

ユーロ圏においても金融緩和の出口戦略はさらに遠のいたようだ。

そして日本だが、本日、菅首相と日銀の白川総裁が直接会談もしくは、

電話会談を行うとの憶測がマーケットで飛び交っているが、

その予定は現在のところ定かではない。

日銀の金融政策において、繰り出すことのできる手法は

限定的である。かといって、何もしないと市場からの(金融政策)

催促相場となり円買い圧力は強まるであろう。

世界的に経済が停滞する中、消去法的な円買い基調は継続して

引き続き、円の高値を探りに行く展開が予想される。

20日の欧米市場の米ドル円は一時、85.83円へ切り上げ反発、
85円台半ばで終わった。
欧米の景気後退懸念から株価、原油価格の下落が続くなか、
リスク回避のドル高が進展している。

主要6ヶ国通貨でのドルインデックスは8月13日の82.94台を
上抜け83.0台、今週の高値圏での推移となっている。

主要通貨が売られるなか、米ドル円も上昇した。来週には
管首相と白川日銀総裁が会談する予定から85円前半では底堅く、
引き続き警戒感は強いようである。

なお、大手通信社によると日銀の金融政策に政府が介入するといった
印象を避けるため、日銀の独立性に配慮することから、週明けに
検討されていた菅首相と白 川日銀総裁の会談を先送りし、
代わりに電話協議にする方向で、政府と日銀が調整しているとのこと。

米ドル円は終値ベースで8月13日以来、短期移動平均5 日の
85.47円を上抜けた。日足、一目均衡表での転換線85.55円も
上抜けてきている。来週は上昇の足がかりとして、21日移動平均線の
86.20近 辺。直近高値である8月13日の86.38円をブレイクできるか
注目していきたい。

20日午後の東京外国為替市場において、米ドル円・クロス円は

上値の重い展開となった。

早ければ本日にもと期待された本邦当局者による円高対応策だが、

現在のところそのような動きは見られていない。

むしろ、23日とされる菅・白川会談についても詳細な予定が

いっこうに明かされないことで円高対応策の先送りを懸念する声が強まり、

失望感からの外貨売り円買いが出ているとの観測もある。

米ドル円は85円台前半での推移。テクニカル的にも85.40円付近に

差し掛かる5日間移動平均線が重しとなり、上値の伸び難い。

積極的に米ドルを売る材料があるわけではないが、前述したように

円買いの出やすい状況を踏まえると、短期筋の安値更新(84.72円)を

狙った仕掛け的な動きにより急速に値を削る展開となる可能性はあり、

注意をしておきたい。