FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -22ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

24日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円・クロス円

各通貨は下値を広げる展開。


野田財相の会見を受けた円買いは米国勢にも引き継がれ、

NY時間に入ると共にその勢いが加速する格好となった。


米ドル円は、年初来安値を83.59円まで更新、ユーロ円も

2001年9月以来となる105円台(安値:105.42円)を示現している。

野田財相の会見以降の円高進行を受け、菅首相ら複数の

政府高官から過度な円高を警戒する発言が聞かれたことで、

一部では再度本邦当局による円高対策の実施を期待する声が

挙がっている。


実際、日経新聞電子版では、日銀による追加緩和策や財務省

による単独介入等の可能性が論じられており、目先は今回の

円高局面を受けた本邦当局の対応を横目に見ながら神経質な

相場付きとなることが考えられる。

23日欧米時間の外国為替市場、クロス円通貨は総じて

上値の重い展開となった。


中でも弱さが目立つのがユーロ円で、一時本日安値を107.70円へと

更新、約2か月振りに107円台へと水準を落としている。


本日発表されたECBの国債買い入れ額(20日までの週:

3億3800万ユーロ)が、前週時のもの(1000万ユーロ)から

大幅に膨らんだことで、ECBの財務状況への懸念が広まったことが

背景にあった模様。


ユーロ/米ドル(現在:1.2660付近)を見ると、6月安値と7月高値の

半値押し(1.2600付近)に近づいており、正念場を迎えている。

このテクニカル的な節目を下抜け、ユーロ売りに拍車が

かかるようであれば、ユーロ円も6月安値の107.30円を

試す展開となることが考えられ、注意をしておきたい。


一方の米ドル円は85円台前半でのもみ合いに終始している。

85.00円付近での底固さは健在だが、円安地合いへ転換するだけの

材料が乏しく、上値を伸ばすほどの勢いは感じられない。


本邦通貨・金融政策の動向を横目に見ながらの底錬り

相場が目先も続きそうか。

菅首相と白川日銀総裁が今朝、電話会談を行ったようだ。

為替動向を含めた経済金融情勢の意見交換や政府と日銀の

緊密な連携の確認だったとのこと。

また、市場介入に関しては全く話題に上らなかったとされている。

この報を受けてやや円買い圧力が強まり、米ドル円は安値85.30円を記録、

クロス円も引っ張られ軟化気味。

しかし、大きな下げにはつながらず、小動きでの推移となっている。

米ドル円の動向次第でクロス円も大きなトレンドが出てきそうな

相場つきだが、米ドル円が15年ぶりの安値圏に留まっていることから、

引き続きこの状況を見守るしかないようだ。

現在は小康状態のマーケット、午後からはマーケットの取引が

厚みのないところを狙って早起きの欧州勢が市場をかき回す可能性も

頭の片隅に置いておきたい。