FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -17ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

7日の欧米外国為替市場は、ユーロ売りが続く展開となった。

7月に公表された欧州金融機関対象のストレステストの

結果について、一部の金融機関が保有国債を過少に

見積もった可能性があると伝えられ、債務問題への懸念が

再燃、7月独製造業受注(結果:-2.2% 予想:0.6%)の

指標悪化や、欧米株価の下落がユーロ売りを活発化させた。

ユーロは米ドルに対して、1.2684ドルまで大幅に売られ、

円に対しても、ほぼ一本調子で下げ幅を拡大し106.25円まで

下落した。リスク回避の流れは続きそうで、目先105.42円を

トライする可能性も考えられるだろう。一方米ドルは、

円に対して1995年6月以来となる安値水準83.51円まで

値を落とした。

日銀政策決定会合で目新しい内容が出ず、円高対策への

期待感が後退する結果となったことが背景にある。

しかし、介入警戒感も考えられ円買いの流れが一服すると、

米ドル円は83.80円台まで回復しているが、更なる円高を

試す動きが続きそうだ。

7日午後の外為市場では米ドル円、クロス円全般で軟調な

推移が続いている。

欧州金融機関の不信感からリスク回避姿勢が強まる中、

欧州株式市場が寄り付きより軟調に推移していることが

背景にはある模様。

その中でも下落の目立つ豪ドル円は、注目されたRBAにおける

声明文(政策金利は予想通り据え置き)で世界市場の

減速懸念に言及したことなどを受け、金利引き上げ観測が

後退している。

また、資源税導入を推進するギラード首相の続投が

固まったことも豪ドル売り円買いを呼び込んでいるようだ。

一方の米ドル円は白川日銀総裁より「円高が日本経済に

与える影響注意深く見ている。」や「当局が為替相場を自在に

コントロールできるわけではない。」など、現在起きている

円買い気味の動きを別段問題視しないスタンスを示したことで、

こちらも軟調な推移。

今回の円買いを受け米ドル円が直近の安値83円半ば近辺への

トライも視野に入ってきており、テクニカル的にも軟調な推移が

予想されるため注意が必要だ。

7日午前の東京外国為替市場において、ユーロ円が軟調な推移を見せている。

ウォールストリートジャーナル電子版にて、欧州の一部銀行が

ストレステストの際に一定の国債保有額を銀行勘定より除外

していたことが指摘され、ストレステストおける各行のリスクが

過小評価されていたとの懸念が広がりユーロ売りに繋がった。

朝方、108円台前半に位置していたユーロ円は107円台後半へと軟化し、

その後も上値の重い展開が続いている。

108.25円付近には21日間移動平均線が差し掛かっているが、

この水準を上抜けきれない時間帯が続くようであれば、

テクニカル面での地合いも悪化する可能性があり

注意をしておきたい。

一方で、他のクロス円通貨・米ドル円においては、明確な方向感は

生まれていない。13:30に豪政策金利の発表があり、目先は

こちらを巡っての展開となりそう。

政策金利は4.5%据え置きが濃厚で、注目は声明文に集まっている。

好結果となった第2四半期GDP(1日発表)を背景に早期の

追加利上げ期待が高まっているが、仮にそれを裏付ける

内容となるならば、豪ドル円上昇を後押しすることが考えられる。

その際は先週記録した高値78.07円を突破できるかが焦点となるだろう。