FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -16ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

9日の欧米外国為替市場は、米ドル円・クロス円とも

上昇する展開となった。

欧州時間序盤は、7月英商品貿易収支が (予想:-33.00億GBP

結果:-49.16億GBP)悪化し、過去最高額の赤字となったことから、

ポンド売りが優勢となった。

円に対して128.58円まで下げ、本日の安値を更新したが、その後は

英中銀(BOE)が政策金利を予想通りの結果(0.5%)となり、

売り進める材料とはならず値を戻す展開となった。

21:30に発表された米貿易収支(予想:-475億USD 結果:-428億USD)、

新規失業保険申請件数(予想:47.0万件 結果:45.1万件)は

共に好結果となり、やや景気先行き不安が後退したことにより、

米ドルは確りした動きとなり、対円では一日を通して「いって来い」の

形となった。

各クロス円も上昇する流れとなったが、買い意欲は続かず依然上値は

重いままのようだ。

9日午後の外国為替市場では、米ドル円、クロス円ともに

もみ合い気配での動きが続いている。

白川総裁より行き過ぎた量的緩和策の否定と円高容認とも

とれる発言により円買い気配が強まったが、その後

野田財務相から介入示唆発言があり米ドル円の下値を支えるなど、

相場の方向性を決定づけられないことが背景となっている。

その上、実際の介入が行われるのは民主党代表選後と

みられており、代表候補もそれぞれ小沢氏は財政出動型円安誘導、

菅氏は財政規律型円高容認となっている中で、いまだどちらが

優勢かも分かっておらず政治も経済も根本から方向性に欠けている

状況と見ることもできる。

テクニカル面での下落リスクも一旦は後退していることから、

しばらくはこの水準での動きとなりそうだ。

8日の欧米外国為替市場は、米ドル円・クロス円共に

確りした展開となっている。

欧州時間序盤は、ポルトガルの国債入札の結果が好感され、

債務懸念が後退したことにより欧州株価が上昇、円売り

介入警戒感も意識され、各通貨とも上昇する展開を見せた。

特にユーロは、欧州金融不安がやや緩和したことから、

円に対して本日の高値となる107.13円まで買い進められる

展開を見せ、米ドルに対しても1.2763ドルまで買い戻された。

しかし、依然景気先行き不安は強く、積極的に仕掛けることはできず、

上値が重たい展開が続きそうだ。

一方米ドルは、ダウ株価が上昇、円に対して84.05円まで

上値を伸ばした。注目された米地区連銀経済報告(ベージュブック)が

発表されたが、「以前に比べ景気減速の兆候が広がってきた」など、

内容自体は事前に予想されていた通りの弱い結果となり、

リスク回避の姿勢が強まるか懸念されていたが、大きな動きは

見られなかった。

米ドル円を日足チャートで見ると、5日移動平均線(84.13)を

上抜くことができず、上値を抑えらる展開が予想される。