FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -168ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

10日午後の東京外国為替市場は、各通貨とも

小幅な値動きにとどまっている。


日経平均株価が後場の取引で上げ幅を拡大したものの、

中国株価は反落しており、為替相場への影響は限定的になったようだ。

一方、米民間調査会社が発表した8月の住宅差し押さえ件数が

6ヶ月連続で30万件を超えたことで、一部では米ドルに対する弱気な見方が

強まっているものの、昨日の米地区連銀経済報告の内容との乖離は小さく、

さして材料視されていないようだ。


静かなマーケットとなっているが、目先的には20:00の英政策金利発表に

注意が必要だろう。金利自体は据え置きの公算が高いが、

資産買い取り枠の拡大については見方が分かれており、

先月同様に英ポンド売りを後押しする材料となる可能性があり、注意したい。


10日午前、外為市場の豪ドル円は水準を下げる展開となっている。

79円半ば近辺で推移していた豪ドル円だが、

注目された豪雇用統計(予想失業率 5.9% 結果5.8% 

新規雇用者数予想-1.50万人 結果 -2.71万人)を受け市場は

豪ドル売りに傾斜。


参加者の間では豪ドルは昨日の小売売上高の悪化、

そして今回の豪雇用統計の結果から、期待されていた

早期利上げ観測が後退していることでいったん下値を試すとの声も。

テクニカル的にも80円近辺をレンジの上値と意識しはじめており、

これでは上値追いは難しいといえるだろう。


もし下落に転じた場合は直近の安値76.39円が目処となるだろう。

一方のNZドル円は朝方発表された政策金利は2.50%で据え置かれたが、

声明では2010年後半まで金利を据え置くとしながら、

その上で追加利下げに含みを残すハト派的な内容。


だが前回の声明で盛り込まれていた今後数四半期内で

利下げする可能性があるとの文言が削除されたたことで、

利下げに積極的ではないとの見方もあって中立のスタンスから

方向感に欠ける状況となっている。


9日の欧米市場、NY市場序盤まで米ドル円は
92円台前半での推移となっていた。

欧米市場の堅調な株価動向からリスク選好が高まり、
米ドルは対主要通貨で売られ米ドル円は91円台に突入。
ストップロスを巻き込みながら7/13の安値である91.73円を突破した。
しかしながら、91.50円近辺では買いオーダーが並び下げ渋った。
自立反発し92円を回復。

その後発表されたベージュブックの内容は、
大半の地区で経済は安定示すとされたものの、
雇用の弱さが指摘され、小売売上高伸び悩み、
ローンに関する需要も弱い状態であると報告され、
依然として景気に関する懸念は残存している内容となっている。

米ドル円は92円を挟んでの推移、戻りは弱い。
日柄的にはここ数日が安値をつける可能性が高く、
92円台を維持できるかどうかに注目したい。

また投資家のリスク選好の高まりで米ドルは対ユーロ、
豪ドル等で年初来安値を更新した。
米ドル円が軟調地合いであることからクロス円は伸び悩んでおり、
目先は米ドル円がクロス円の動向の鍵を握りそうだ。