FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -167ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

11日午後の東京外国為替市場は、欧州勢の参入時間帯から

再び円高傾向が強まっている。


海外勢の中には日本の新政府が円高を容認するとの見方が強く、

潜在的であった円高リスクが表面化していると言えるだろう。

特に米ドル円は連日の下値追いで値を崩しており、

90円割れも視野に入ってきている状況だ。


時間外取引の金価格も上昇しており、目先的にも米ドル

売り圧力は強そうだ。

本日は23:00にミシガン大消費者信頼感指数、

27:00に月次財政収支の発表が控えている。


米ドル売り材料に反応しやすい相場つきだけに、

注意が必要だろう。尚、発表のあったスウェーデンの

第2四半期GDPは前期比+0.2%、前年比-6.0%であった。

ともに事前予想値を上回っており、

欧米時間でクローナが大きく上昇する可能性もあるだろう。

11日午後の東京外国為替市場の米ドル円は引き続き

じり安推移となっている。


注目された中国経済指標における消費者物価指数や

小売売上高等が発表され、全体で予想に比べ若干良い数字が

出たことで中国株は緩やかに上昇したが、つられて米ドル円が

上昇することは無かった。


市場参加者の間では、7月の安値91.73円を割り込んだことで

その近辺が上値抵抗線として機能しており、

上値の重さが顕著だとする声が聞かれている。

下値目処としては既に1月の安値87.10円が挙げられており、

下値トライには注意したい。


一方のオセアニア通貨は、中国経済指標の好結果を受け

底堅い展開。


対円において下値を支えているが、同様の指標でも

米ドル円とリスク資産と考えられるクロス円では取り方にも

違いがでており、最近の動向では相関性が低いことから、

相場の転換期に入っているとも指摘されている。


10日欧米市場、20:00 BOE(イングランド銀行)が政策金利を発表、
一部では更なる金融緩和の可能性が囁かれていたが、
政策金利も資産買取枠も変更なしと発表された。
これを受けて英ポンド/米ドルは約1ヶ月ぶりの高値を記録。

続いて21:30に発表された米貿易収支は-320億米ドルと
赤字幅が予想に比べ大幅に拡大し、ここでも米ドルは
主要通貨に対し幅広く売られた。
米ドル円はストップロスを巻き込み91.42円をつけた。

また欧米株式市場の上昇を受けリスク選好の動きが強まり
ユーロ米ドルは本日も年初来高値を更新している。
米ドルの独歩安を受け、米ドル円とクロス円通貨ペアは綱引き状態。
米ドル円は安値をトライする一方でクロス円は
高値を目指す局面もあるが上昇を妨げられている。

米ドル円の下落リスクが払拭されない限り、
クロス円の上昇は限定的となりそうだ。