FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -169ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

9日午後の東京外国為替市場は、各通貨共に小幅な値動きとなっている。

日経平均株価の反落を背景に、リスク回避に伴う円買いが

散見されたものの、格付け会社ムーディーズが米英などの

格付けを引き下げる公算は低いと表明したことから、

主要通貨は対円で下値を支えられる格好となった。


しかしながら、英ポンドについては引き続き下値リスクに晒される可能性が高いか。

グリーンスパン元FRB議長がメディアに対し、英国の景気回復は米国のそれよりも

期間を要するとの見方を示したことが意識されているほか、

明日に控える英金融政策委員会において、マイナス金利について

議論されるとの思惑が上値を抑えそうだ。


一方、米ドルは主要通貨に対する下落が一服、

小幅ながら買い戻される展開となっている。

本日の米国時間では米地区連銀経済報告が控えており、

あくまで調整の一環との見方が有力だが、

結果次第では本格的に米ドルの買い戻しが進む可能性もある。

米経済に持ち直しの兆しが見られるかどうか注目したい。

9日午前、東京外国為替市場、午前の注目は豪州の経済指標。

10:00発表の9月ウェストパック消費者信頼感指数は

先月発表分の3.7%に対し、今回は5.2%と好調な数字。


これを受けて豪ドル円は先月14日以来の80円を回復した。

続いて10:30に7月小売売上高。

結果は-1.0%と予想の+0.5%に対し大幅な悪化を示した。


昨今の経済指標の好調さから、豪州は景気回復が鮮明になりつつあり、

年内の金融政策会合で利上げの可能性も囁かれていただけに、

冷水を浴びせられた格好。先に80円つけた達成感も手伝い、

豪ドル円は急反落し79.23円まで値を削った。


昨年の暴落前高値104.53円と暴落の際の安値54.92円の半値戻しが

79.72円となっていて、この近辺は上値抵抗帯となっており、

80円超えを達成するもしっかりと維持できなかったことから、

目先は売り圧力が強まりそうだ。


一方、米ドル円は時間足で見るとダブルボトムを形成しつつあり、

7月の安値圏である91.70円を明確に割り込まなければ、

反転上昇の可能性が出てきた。


8日米国市場の各クロス円は底堅い推移となった。
米国時間寄り付きよりリスク選好の思惑も手伝い
買い先行で始まったNYダウを受け、つられてじり高推移を見せている。

今月24日、25日開催のG20を見据えオバマ大統領が
持続可能な成長基盤を築き、金融危機再発を防ぐ規制を
策定すべきとの考えを示したこと、その上米国3年債入札が
好調な入札結果となったことで、米経済に対する不透明感が和らいだ模様。

ただこの流れはクロス円通貨に関し見られるものとなっており、
一方の米ドル円は欧州時間での下落を取り戻すには未だ至っていない。
とはいえ、先週の安値91.95円を割り込む動きは見せておらず、
テクニカル的にサポートされた状況から、
短期的に押し目買い意欲が出てくる可能性もあり期待したいところだ。