8日米国市場の各クロス円は底堅い推移となった。
米国時間寄り付きよりリスク選好の思惑も手伝い
買い先行で始まったNYダウを受け、つられてじり高推移を見せている。
今月24日、25日開催のG20を見据えオバマ大統領が
持続可能な成長基盤を築き、金融危機再発を防ぐ規制を
策定すべきとの考えを示したこと、その上米国3年債入札が
好調な入札結果となったことで、米経済に対する不透明感が和らいだ模様。
ただこの流れはクロス円通貨に関し見られるものとなっており、
一方の米ドル円は欧州時間での下落を取り戻すには未だ至っていない。
とはいえ、先週の安値91.95円を割り込む動きは見せておらず、
テクニカル的にサポートされた状況から、
短期的に押し目買い意欲が出てくる可能性もあり期待したいところだ。
8日午後の東京外国為替市場は、米ドルが主要通貨に対して
軟調な推移を強いられている。
英紙が、国連は米ドルに替わる新たな世界通貨を望むと
報じたことが意識されており、米ドルの上値を抑える要因となっている。
中でもユーロドルは、発表のあった独貿易収支が市場予想を上回ったほか、
仏中央銀行が同国の第3四半期GDPの見通しを+0.3%と発表したことが
好感されており、約一ヵ月ぶりの高値水準へと上昇している。
しかしながら、日足終値ベースで見ると昨年10月の急落以来、
抵抗となっている水準に近付いて来ただけに、
一旦様子見ムードが強まりそうだ。
17:30に発表の7月鉱工業生産の発表は
予想:+0.2% 結果:+0.5%となり、この数字を受けて上昇するも
時間足のボリンジャーバンド+2σに阻まれ、上値は限定的となっている。
8日午前の外為市場では、米ドル円、各クロス円通貨ともに
じりじり水準を落とす結果となった。
中国株がここ最近上昇傾向にあったが、本日は寄り付きより
下落して始まったことで、米ドル円、各クロス円通貨も売られる
こととなっている。
背景には今週末の11日に中国の生産者物価指数や
小売売上高をはじめとした重要度の高い指標が発表予定と
なっていることに加え、5営業日連続で値を伸ばしていたことで、
中国株は一旦利益確定の売りに晒されたことが挙げられる。
その中で豪ドル円に関し、豪NAB企業信頼感指数は2003年
10月以来の高水準(予想10 結果18)となるなど、
良い結果が発表されるも売り込まれていることから、
悪材料に反応しやすい状況が示されている。
そのうえレンジの高値圏で推移していることや注目度の高い
経済指標を今週控えており、調整売りから直近の安値76.39を
目指す展開もあり得るため、注意が必要だろう。