FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -161ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

24日欧米時間の外国為替市場において、

英ポンド円の下落が止まらない。


欧州時間序盤に、キング英中銀総裁から

「ポンド安は英経済がバランスを取り戻すのを助ける」と

英ポンド安容認ともとれる発言が聞かれたことをきっかけに

英ポンド売りが加速し、一時146.30円まで本日安値を更新した。


146円台前半は1月安値と8月高値の38.2%押しの水準にあたり、

同水準では押し目買いを仕掛ける向きも散見されている。

ただ、追加利下げ観測が残り、英ポンドのキャリー通貨化が噂される中では、

大幅な戻りは期待し難いとの見方が強く、目先も上値の重い推移が続きそうだ。


一方の米ドル円は堅調な推移。欧米株価が軟調な展開となったことで、

逃避的に米ドルを買う動きが活発になっていた。

米ドル円は東京時間中の下落分を取り戻し91円台前半ばまで水準を上げている。

91円台半ばに差し掛かる5日間移動平均線を短期的なレジスタンスとして

意識する向きも多いようだが、仮にこちらを上抜けることができれば、

再度今週の高値92.54円を試す展開に繋がる可能性もあるだろう。

24日午後の東京外国為替市場は、各通貨引き続き

下値を窺う展開となっている。


日経平均株価こそ大きく上昇したものの、その他アジア圏株式市場は

まちまちの値動きとなり、直接的な動意には結びつかなかった。


しかしながら、今日から始まるG20において為替相場は議題とならない

との意見が関係者から聞かれており、現状の米ドル売りの流れが

継続するとの見方が再浮上、米ドルは主要通貨に対して軟調な値動きを

強いられている。


現状では90円の心理的サポートが機能しているものの、

今夜の米経済指標で一気に下抜ける可能性もあり、注意したい。


一方の豪ドル円は、引き続き小幅な値動きが続いている。

一時79円を割る場面も見られたが、先週末以来のレンジは

継続していると見るべきだろう。


短期・中期の移動平均線が横ばいで、方向感を失った感があるため、

当面は79円台を中心としたもみ合いが続きそうだ。

注目された米FOMC政策金利発表、政策金利は大方の
予想通り据え置き(0.0%~0.25%)となった。

対して声明文の内容だが、金利見通しについて
「長期間非常に低い水準を維持」とし、一部で持ち上がっていた
早期利上げ期待に冷や水を浴びせる文言が示され、
発表直後には失望感からの米ドル売りが優勢に推移した。

しかし、同時に米経済見通しについては「厳しい落ち込みの後に上向いた」
「金融市場は一段と改善し、住宅市場の活動も強まった」等、
ポジティブな内容が目立ったことで、早期利上げ期待の後退に伴う
米ドル売りが一巡した後は再度米ドルが買い戻される展開となった。

米ドル円は91.00円を中心とした往来相場を展開した後、
結果的には本日の高値圏となる91.30円付近で大方の取引を終えている。
91円台半ばに差し掛かる5日間移動平均線を明確に上抜けられるかが
目先の焦点となるだろう。

一方で80.00円付近での攻防に注目の集まる豪ドル円だが、
FOMC金利発表前に短期筋の仕掛け的な豪ドル買いから、
一時80.12円まで本日高値を更新する場面が見られた。
しかし、80円台定着には至らず反落、
NY時間終盤にかけては79.40円付近まで値を削っている。