FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -160ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

先週からの流れを引き継ぎ早朝から円高が継続。


先週末に報じられた藤井財務相の介入否定発言が尾を引いている。

米ドル円に関しては先週末7カ月ぶりに90円を割り込んだが、

テクニカル的に見ると今年の安値87.10まで目立ったサポートラインがなく、

これを目指す流れで売り圧力は強いだろう。


しかし、日足のボリンジャーバンドでは-2σを下回っており

短期的には多少の戻り余地はある。


が、大きな流れの中では下落の渦中にあると言え、

戻ったところでは売り遅れた向きの恰好の戻り売り機会を

提供することになりそうだ。


本格的に上昇するには、少なくとも87円近辺をつけてから

になるのではないか。


今週注目の経済指標は、日本では9/29の消費者物価指数、

10/1の日銀短観、米国では9/29には住宅関連指数の

ケース・シラー総合指数、10/1のISM製造業景況指数、

そして10/2の米雇用統計が挙げられる。


25日欧米時間の外国為替市場、米ドル円・クロス円各通貨は

軒並み軟調な推移となっている。


欧州時間序盤、堅調スタートとなった欧州株を背景に

リスクを選好する流れの広まりから米ドル売りが優勢の展開となり、

米ドル円は2月初旬以来となる90円台割れを記録した。


その後、予想外の悪化を示した8月米耐久財受注

(予想:+0.4%、結果:-2.4%)等も手伝い一時89.51円まで値を削った。


米ドル売り一巡後、NY時間終盤にかけては下げ幅を縮小させたが、

それでも89.85円までと90円台の回復には至っておらず、

週明けの東京市場へ下値リスクを持ち越す形となった。


短期的には年初来安値の87.10を試す展開も視野に入れておきたい。

一方のクロス円通貨だが、こちらも総じて軟調な推移。

米ドル円の大台割れにつられる形で値を崩した。


中でも下落幅が大きかったのが金利先安感が強まる等

弱い材料が目立つ英ポンド円で、一時本日高値から3円以上も水準を

下げ約半年振りとなる142円台を示現(安値142.77円)した。

短期的には1月安値と8月高値の半値押しにあたる141.00円付近が

意識される展開となりそうか。


また、8月半ばより続いていた三角保ち合いを下抜け、

テクニカル的な地合いの弱まっていた豪ドル円は77円台後半までの下落。

こちらは9月の安値76.39円が当面の下値目標となる。


25日午後の東京外国為替市場は、各通貨下げ幅を

縮小する展開となっている。


夜間取引の米株価指数先物が小幅上昇したほか、

アジア圏株式市場も軒並み下げ幅を縮小したため、

やや円売りが優勢となったようだ。


とは言え、米ドルや欧州通貨の対円での戻りの鈍さは否めず、

目先的にも安値圏での推移が続く可能性が高いだろう。

日本政府が内需拡大型の景気回復シナリオを描く以上、

当面は円高容認との思惑から円買いが進行する可能性が高い。


発表のあった第2四半期仏GDPが前年比-2.8%

(速報値-2.6%)に下方修正された事も意識されており、

引き続き下値リスクに注意したい。


一方のスイスフランは、複数のスイス国立銀行関係者から

自国通貨高を懸念するコメントが聞かれている。

景気見通しについても慎重な姿勢を崩しておらず、

再度為替介入が行われる可能性があるだろう。