FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -141ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

5日欧米時間の外国為替市場において米ドル円・クロス円

各通貨は東京時間の軟調推移から一転、確りとした展開となった。

注目された英国・ユーロ圏の金融政策決定会合の結果だが、

金利はどちらも予想通りの据え置き(英国:0.5%、ユーロ圏:1.00%)。


ただ、英国では資産買い取り額の拡大幅(予想:2250億英ポンド、

結果:2000億英ポンド)が予想よりも小幅に留まり、

声明で3カ月以内に資産買い取りプログラムが終了することが示された。


またユーロ圏ではトリシェ総裁が記者会見で、追加的な流動性対策は

適切なタイミングで段階的に解除すると発言し、両国が出口戦略への

転換を意識し始めていることが明らかとなり、発表後は英ポンド買い・

ユーロ買いが進んだ。株高を背景としたリスク選好の円売りも手伝い、


英ポンド円は150円台半ば、ユーロ円は135円台前半まで上昇、

ともに東京時間中の下落分を取り戻している。


一方の米ドル円も確りの展開で、90円台後半へと水準を回復している。

改善傾向を示した新規失業保険申請件数(予想:52.0万件、結果:51.2万件)

が好感されたようで、短期的には10月の高値92.33円が上値目標として

意識されるだろう。


5日東京午後の為替相場では、米ドル円が上値の重い推移。


欧州序盤に差し掛かると、米金利が長期に渡り低水準に

留まるとの見方から、対円で米ドル売り圧力が徐々に強まり、

90.10円まで安値を更新した。

ただ、90.00円付近ではまとまった米ドル買いオーダーも

観測されており、このレベルでは一旦サポートされる形となっている。


今夜は米ドル絡みの材料として新規失業保険申請件数が

予定されており、明日の雇用統計を前に雇用関連の材料として

注目が集まっている。


クロス円各通貨も全般的に上値を抑えられる展開となり、

円高リスクを意識した展開が続いている。


今夜は、英国とユーロ圏の政策金利発表を中心に、

重要イベントが複数予定されており、目が離せない状況となっている。

英中銀(BOE)政策金利発表では、資産買い入れプログラム

(1750億英ポンド)の拡大があるかが焦点。


欧州中銀(ECB)政策金利発表では、景気見通しや出口戦略に

ついて新しい見解が示されるかがポイントとなりそうだ。

5日午前の東京外国為替市場は、NZドル円の下落をきっかけに

円買いが優勢となっている。


朝方発表された第3四半期失業率(予想:6.4% 結果6.5%)が

予想を上回った他、ボラードNZ準備銀行総裁が、

「ニュージーランドの景気回復は鈊く、オーストラリアよりも脆弱

と発言したことが意識されており、NZドルは主要通貨に対して

売られる展開となったようだ。


5.10日要因による米ドル買いから、仲値にかけて一時円安に振れる

場面も見られたが、その後はアジア株式の下落を受けて再び円買い

優勢となっており、目先的にも軟調な推移が続きそうだ。


尚、発表のあった9月豪貿易収支は市場予想より改善されたものの、

前月分が下方修正されたことから影響は限定的となった。


マーケットでは、米CITの破綻が関連会社に影響を与えるとの

思惑が燻っており、対円相場は引き続き下値リスクに注意したいところだ。