FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -139ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

11日午後の東京外国為替市場は円売り優勢の展開。


19:30に公表される英中銀インフレ報告がタカ派的な内容になるとの

期待感から英ポンド円が上昇、他のクロス円通貨をけん引する形となった。


前回の英中銀金利決定会合における資産買い取り額の拡大枠が

市場予測を下回る結果であったことが今回のインフレ報告に対する

強気な見方の背景となっているようで短期的には11月高値(151.64円)を

試す可能性もあるだろう。


ただ、昨日フィッチによる英国債の格下げ懸念報道があったように、

英経済が上安定な状況にあることは変わりはなく、

インフレ報告に先立って発表される10月英失業率

(予想:5.1%)の結果次第では、再度反落することも考えられ

注意は必要だ。


一方で米ドル円は89円台後半で底固い推移。

藤井財務相と会談中のガイトナー米財務長官が、強いドルの重要性を

示唆する発言をしたことが米ドル買いを支えている模様。

ただ、大台90.00円付近では上値の重さが目立ち始めている。

90円台へ乗せることができるかが目先の注目点となりそう。

10日午後の東京外国為替市場において、英ポンド円が急落する

場面がみられた。


格付け大手フィッチ・レーティングスより、英国が主要国のなかで

最もAAAの格付けを失う可能性が高いとの見解が示されたことが

英ポンド売りを呼び込んだ模様。


フィッチの警告後、英ポンド円は2円近く急落、本日安値を149.04円

まで更新した。同水準では下落も落ち着いたが戻りは弱く目先も上値の

重い推移は続きそう。


米食品大手クラフトによる英菓子大手キャトバリーの買収決裂報道(7日)も

引き続き英ポンド売りの手掛かりとなっており、短期的には21日移動平均線の

差し掛かる148.92円を試す展開となる可能性もあるだろう。


一方の米ドル円も上値の重い展開。英ポンド円急落の動きにつられ、

再度90円台を割れ込んでいる。ただ、英ポンドに対しては米ドル買いが

進んでおり大きく値を崩す動きには繋がり難いとの見方が多い。

短期的には、90.00円を中心にもみ合う展開が続きそうだ。


9日の欧米市場の各クロス円通貨は、ポンド円を除き全般的に

堅調な推移となった。


背景には、週末のG20にて景気回復が確かなものとなるまで

景気支援策を維持するとしたことで、リスク選好の流れが再燃した模様。


その上でNYダウが年初来高値を更新、金価格も史上最高値を

一時的につけたこと、ハリケーン「アイダの襲来で米国メキシコ湾岸の

石油関連施設が一部閉鎖され供給上安から原油価格も急騰していることも、

支援材料となっているようだ。


市場関係者の間では、各市場における一連の流れから投機熱が

高まってきているとの声も聞かれており、クロス円も再び高値追いとなる

可能性も出ているという。


一方の英ポンド円は米クラフト(米総合食品大手)による英キャドバリー

(菓子製造大手)の大型買収が交渉決裂となったことで、

巨額のマネーが動くことを期待していた投機筋より英ポンド売りが浴びせられ、

他のクロス円のような上昇とはならなかった。


とはいえ、現状既に下落から値を戻しはじめていることで、今後の影響は

限定的と見る向きが多勢を占めており、継続的なポンド売りの材料には

なり得ないだろう。