10日午後の東京外国為替市場において、英ポンド円が急落する
場面がみられた。
格付け大手フィッチ・レーティングスより、英国が主要国のなかで
最もAAAの格付けを失う可能性が高いとの見解が示されたことが
英ポンド売りを呼び込んだ模様。
フィッチの警告後、英ポンド円は2円近く急落、本日安値を149.04円
まで更新した。同水準では下落も落ち着いたが戻りは弱く目先も上値の
重い推移は続きそう。
米食品大手クラフトによる英菓子大手キャトバリーの買収決裂報道(7日)も
引き続き英ポンド売りの手掛かりとなっており、短期的には21日移動平均線の
差し掛かる148.92円を試す展開となる可能性もあるだろう。
一方の米ドル円も上値の重い展開。英ポンド円急落の動きにつられ、
再度90円台を割れ込んでいる。ただ、英ポンドに対しては米ドル買いが
進んでおり大きく値を崩す動きには繋がり難いとの見方が多い。
短期的には、90.00円を中心にもみ合う展開が続きそうだ。