9日の欧米市場の各クロス円通貨は、ポンド円を除き全般的に
堅調な推移となった。
背景には、週末のG20にて景気回復が確かなものとなるまで
景気支援策を維持するとしたことで、リスク選好の流れが再燃した模様。
その上でNYダウが年初来高値を更新、金価格も史上最高値を
一時的につけたこと、ハリケーン「アイダの襲来で米国メキシコ湾岸の
石油関連施設が一部閉鎖され供給上安から原油価格も急騰していることも、
支援材料となっているようだ。
市場関係者の間では、各市場における一連の流れから投機熱が
高まってきているとの声も聞かれており、クロス円も再び高値追いとなる
可能性も出ているという。
一方の英ポンド円は米クラフト(米総合食品大手)による英キャドバリー
(菓子製造大手)の大型買収が交渉決裂となったことで、
巨額のマネーが動くことを期待していた投機筋より英ポンド売りが浴びせられ、
他のクロス円のような上昇とはならなかった。
とはいえ、現状既に下落から値を戻しはじめていることで、今後の影響は
限定的と見る向きが多勢を占めており、継続的なポンド売りの材料には
なり得ないだろう。