FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -129ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

3日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は確りとした展開となった。

ユーロ圏政策金利発表(1.00%に据え置き決定)後の記者会見において、
トリシェECB総裁が「ECBにとって米ドルが強くなることが重要」と米ドル高を
支持する発言を行ったことが米ドル買いのきっかけのきっかけで、
約1年3か月振りの低水準となった新規失業保険申請件数(予想:48.3万件、
結果:45.7万件)の発表も相まって一時88.49円まで今週の高値を更新している。

これで、先週の下落分はほぼ取り戻す格好となったが、更なる上昇には
慎重な見方が多い。直近の雇用関連データ(ISM製造業・
非製造業景況感指数における雇用指数等。前述の新規失業保険申請件数は
集計期間外。)に弱い数値のものが多く、本日発表の11月米雇用統計については
弱気な見方が多いからだ。

そのため、目先は上値の重い展開が予想され、仮に今週の高値を更新する動きと
なったとしても21日間移動平均線の差し掛かる88.70円付近では再び戻り売り圧力が
強まる可能性があるだろう。

3日午後の東京外国為替市場は、各通貨高値圏での推移となっている。


利益確定の売りから一旦値を削る場面も見られたものの、

日経平均株価が7ヶ月ぶりの上昇率(前日比+3.8%)を記録したことが

大きなサポートとなった。


また、政府と日銀が協調体制をアピールしていることも好感されており、

リスク選好の動きが強まっているようだ。


ユーロ円や豪ドル円などのクロス円通貨では21日移動平均線が

上値を抑えており、一旦調整相場入りする可能性もあるが、

欧米市場に待ち構えるバーナンキFRB議長の証言や、トリシェECB総裁の

会見内容によっては、レジスタンスラインをブレイクする可能性もある。


市場では欧米各国の出口戦略に関する情報に敏感となっており、

注意を払いたい。


2日欧米時間の外国為替市場、米ドル円は確りとした展開であった。

亀井金融相や平野官房長官等、本邦政府高官から相次いで
円高けん制や為替介入を示唆する発言が聞かれ、円買い警戒感が
高まっている。

加えて、「経済は全般に緩やかに回復してきた」等、米景気の底打ちを
示唆する内容が盛り込まれた米地区連銀経済報告(ベージュブック)や
「我々が実質金利の引き上げを必要としていることは明らか」とタカ派的な
姿勢を示したラッカー・リッチモンド連銀総裁の発言も米ドル買いを後押しし、
一時87.50円まで本日高値を更新する形となっている。

11月ADP雇用統計(予想:-15.5万人、結果:-16.9万人)が弱い結果となり、
明日の11月米雇用統計に向けては不安材料が増える格好となったが、
こちらに対する反応が限定的であった。米ドル売り・米ドル買い双方の
材料を抱えた状態で今週の高値(87.54円)付近に位置しており、
目先は売買の交錯する神経質な相場付きが展開されそうだ。