3日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は確りとした展開となった。
ユーロ圏政策金利発表(1.00%に据え置き決定)後の記者会見において、
トリシェECB総裁が「ECBにとって米ドルが強くなることが重要」と米ドル高を
支持する発言を行ったことが米ドル買いのきっかけのきっかけで、
約1年3か月振りの低水準となった新規失業保険申請件数(予想:48.3万件、
結果:45.7万件)の発表も相まって一時88.49円まで今週の高値を更新している。
これで、先週の下落分はほぼ取り戻す格好となったが、更なる上昇には
慎重な見方が多い。直近の雇用関連データ(ISM製造業・
非製造業景況感指数における雇用指数等。前述の新規失業保険申請件数は
集計期間外。)に弱い数値のものが多く、本日発表の11月米雇用統計については
弱気な見方が多いからだ。
そのため、目先は上値の重い展開が予想され、仮に今週の高値を更新する動きと
なったとしても21日間移動平均線の差し掛かる88.70円付近では再び戻り売り圧力が
強まる可能性があるだろう。