FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -128ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

先週末の雇用統計を受け、米ドル円の短期筋のショートポジションは

切り崩され上昇した。

今週は米小売売上高や米消費者信頼感指数の発表がある。

特に米国のGDPの6割を占めるといわれている個人消費の動向を表す

小売売上高に注目したい。

米ドル円は過去6営業日で約6円上昇していること、そして輸出企業の

今年度下半期の為替レートは米ドル円で85~90円に設定している法人が

多いと見られ、年初来の円高水準(85円割れ)から戻していることで

実需の米ドル売りが出てくる可能性がある。

対して、12月といえば米国の決算期末でもあり、米国への資金還流の

動きと真っ向から対立する構図になるかもしれない。

また、「買いたい弱気」の本邦投資家が多く、思ったように外貨を買えずに相

場が上昇している状態であることから、ドバイショックが新たな局面を迎える等、

悪いニュースが出てこなければ、大幅な下げは考えにくい。

4日欧米時間の外国為替市場は、米ドル急伸の展開。


予想外に強い結果となった11月米雇用統計(非農業部門雇用者数 

予想:-11.8万人 結果:-1.1万人、失業率 予想:10.2%、結果:10.0%)が

素直に好感され、米ドル円は発表前の水準からは2円以上(高値:90.78円)

上昇する形となった。


急激な上昇をみせたこともあり、一旦は調整安の局面を迎えるのではと

警戒する声もでているが、大台の90円台を回復して今週の取引を終えたことで、

テクニカル的な地合が改善していることを鑑みれば、週明けの東京市場でも

確りとした推移が期待できそうだ。


短期的には10月の高値92.33円を試す展開も視野に入るだろう。

一方のクロス円各通貨も軒並み堅調な推移となった。

米雇用統計の好結果がリスク選好の流れを呼び込み、円売り優勢の

展開につながった模様。


豪ドル円は82.70円付近まで水準を上げ今週の取引を終えている。

10月下旬を起点に引ける上値抵抗線(82.50円付近)を上抜けたことは、

目先豪ドル買いの支援材料となりそうで、続伸の展開が期待される。

短期的には10月の高値85.37円付近が上値の目標として意識されそうだ。

4日午後の東京外国為替市場は、各通貨小幅ながら上昇する展開となった。


フィンランド中銀総裁が、ユーロ圏経済は底を打ったと発言したことや、

日経平均株価が5日続伸となったことなどが材料視され、リスク選好の

円売りが選好された模様。


しかしながら、一方では米雇用統計を控えたポジション調整が対円相場の

上値を抑えており、目先的にも一進一退の値動きが続きそうだ。


さて、注目の米雇用統計だが、失業率は10.2%、非農業部門雇用者数は

-11.8万人が予想されている。米高官の発言によれば、失業率は10.5%付近で

悪化が止まる見込みとの事。


新規失業保険申請件数が50万件を下回ってくるなど、雇用環境にも底打ち感が

見られており、本日の結果次第では米ドル円の基調に変化が見られる可能性が

あるだろう。