FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -126ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

10日午後の東京外国為替市場、豪ドル円は往って来いの展開。


午前の堅調推移から一転、午後に入ると利益確定の動きが優勢となり

一時80.04円まで弱含む場面が見られた。


その後も日経平均株価が軟調な推移を見せたことで

リスク回避の円買いが進み、東京時間中は終始上値の重い展開を強いられた。


しかし、欧州時間にはいると再度上昇の展開。

豪雇用統計の好結果を蒸し返した欧州勢による豪ドル買いから

再度80円台後半へと水準を戻している。


好調な雇用情勢を背景に追加利上げ観測の高まる一方、

デベル豪中銀総裁補佐が「豪州との金利差が広がっており、

再びキャリー取引が活発化している。豪ドルはその対象となっており、

長期的な平均をかなり上回って上昇している」と述べたことで、

高値警戒感も強まっており、一方にはポジションを傾けにくい状況にある。

暫くは、21日間移動平均線の差し掛かる81.30円付近と大台80.00円を

上下の目途としたレンジ相場が展開されそうか。


一方の米ドル円は88.00円を中心に方向感の乏しい展開。

先週末の米雇用統計の好結果も「単月ベースのデータで楽観視はできない」

との慎重論から、なかなか米ドル買いが進んでこない。


本日NY時間には新規失業保険申請件数 が予定されている。

1年3か月ぶりの低水準であった前回値に続く結果が出るようであれば、

慢性的なドル安地合いに変化が出る可能性もあるだろう。


9日欧米時間の為替相場では、一時的にリスク回避の動きが弱まり

円売りに傾斜したものの、NY引けにかけては再びリスクを警戒した

円の買い戻しが強まった。


欧州時間は、懸念された欧州株価が下げ渋る動きとなったことから、

リスク回避の動きが和らぐ場面もあったが、格付け機関S&Pが

スペインの国債格付け見通しをネガティブへ引き下げたことなどを受けて、

再び警戒感が高まった。この流れを受けて、原油や金などのコモディティーが

下落。円相場では、資源国通貨を中心に売られる動きとなり、


豪ドル円は79円台前半まで下落する形となった。

NY引けにかけては、NYダウが下げ渋ったことなどから、

クロス円はやや水準を回復したが、主要各国、金融機関の信用リスクに

対する懸念も強まっており、上値の重い展開が続きそうだ。


一方の米ドル円は、87円台後半を中心にもみ合い。

88円台を回復できず、戻りの弱い状況が続いており、一段の下落リスクを

意識した展開が続いている。


なお、朝方に発表が行われたNZ準備銀行(RBNZ)政策金利発表では、

予想通りの据え置き(2.50%)となったが、声明において来年中頃の

利上げの可能性が示されると、NZドル買いが加速し、NZドル円は

63円台前半まで水準を回復した。


8日の欧米市場では、円が全面高の展開。

欧州時間に発表された、英国の鉱工業生産や製造業生産高が
弱い内容となったのをきっかけに、英ポンド円が下落。

続いて発表が行われた独鉱工業生産も予想を大きく下回る内容となり、
ユーロも対円で値を下げる形となった。

また、米WSJ紙が英国の格下げリスクについて報道したことなども
材料視され、英ポンド円の下落が加速し、つられる形で
その他のクロス円各通貨も水準を下げた。

さらに、格付け機関フィッチがギリシャの格付けを引き下げたこと、
ドバイ・ワールド傘下の不動産開発会社ナキールが30億ドルをこえる
損失を計上したことなどが明らかとなり、マーケットがリスク回避姿勢を
強める動きに。

これを受けて、欧米株価、原油や金などのコモディティー価格が
大幅に値を下げる展開となり、円は資源国通貨を中心に大きく買い
戻される格好となった。

ギリシャの格下げなどを受けて、信用リスクへの警戒感が高まりつつ
あるなか、市場では、株式や商品市場へ流れた資金の逆流が強まり
やすいとの見方もあり、まずは、アジア勢の反応を見極めたいところである。