9日欧米時間の為替相場では、一時的にリスク回避の動きが弱まり
円売りに傾斜したものの、NY引けにかけては再びリスクを警戒した
円の買い戻しが強まった。
欧州時間は、懸念された欧州株価が下げ渋る動きとなったことから、
リスク回避の動きが和らぐ場面もあったが、格付け機関S&Pが
スペインの国債格付け見通しをネガティブへ引き下げたことなどを受けて、
再び警戒感が高まった。この流れを受けて、原油や金などのコモディティーが
下落。円相場では、資源国通貨を中心に売られる動きとなり、
豪ドル円は79円台前半まで下落する形となった。
NY引けにかけては、NYダウが下げ渋ったことなどから、
クロス円はやや水準を回復したが、主要各国、金融機関の信用リスクに
対する懸念も強まっており、上値の重い展開が続きそうだ。
一方の米ドル円は、87円台後半を中心にもみ合い。
88円台を回復できず、戻りの弱い状況が続いており、一段の下落リスクを
意識した展開が続いている。
なお、朝方に発表が行われたNZ準備銀行(RBNZ)政策金利発表では、
予想通りの据え置き(2.50%)となったが、声明において来年中頃の
利上げの可能性が示されると、NZドル買いが加速し、NZドル円は
63円台前半まで水準を回復した。