10日午後の東京外国為替市場、豪ドル円は往って来いの展開。
午前の堅調推移から一転、午後に入ると利益確定の動きが優勢となり
一時80.04円まで弱含む場面が見られた。
その後も日経平均株価が軟調な推移を見せたことで
リスク回避の円買いが進み、東京時間中は終始上値の重い展開を強いられた。
しかし、欧州時間にはいると再度上昇の展開。
豪雇用統計の好結果を蒸し返した欧州勢による豪ドル買いから
再度80円台後半へと水準を戻している。
好調な雇用情勢を背景に追加利上げ観測の高まる一方、
デベル豪中銀総裁補佐が「豪州との金利差が広がっており、
再びキャリー取引が活発化している。豪ドルはその対象となっており、
長期的な平均をかなり上回って上昇している」と述べたことで、
高値警戒感も強まっており、一方にはポジションを傾けにくい状況にある。
暫くは、21日間移動平均線の差し掛かる81.30円付近と大台80.00円を
上下の目途としたレンジ相場が展開されそうか。
一方の米ドル円は88.00円を中心に方向感の乏しい展開。
先週末の米雇用統計の好結果も「単月ベースのデータで楽観視はできない」
との慎重論から、なかなか米ドル買いが進んでこない。
本日NY時間には新規失業保険申請件数 が予定されている。
1年3か月ぶりの低水準であった前回値に続く結果が出るようであれば、
慢性的なドル安地合いに変化が出る可能性もあるだろう。