8日の欧米市場では、円が全面高の展開。
欧州時間に発表された、英国の鉱工業生産や製造業生産高が
弱い内容となったのをきっかけに、英ポンド円が下落。
続いて発表が行われた独鉱工業生産も予想を大きく下回る内容となり、
ユーロも対円で値を下げる形となった。
また、米WSJ紙が英国の格下げリスクについて報道したことなども
材料視され、英ポンド円の下落が加速し、つられる形で
その他のクロス円各通貨も水準を下げた。
さらに、格付け機関フィッチがギリシャの格付けを引き下げたこと、
ドバイ・ワールド傘下の不動産開発会社ナキールが30億ドルをこえる
損失を計上したことなどが明らかとなり、マーケットがリスク回避姿勢を
強める動きに。
これを受けて、欧米株価、原油や金などのコモディティー価格が
大幅に値を下げる展開となり、円は資源国通貨を中心に大きく買い
戻される格好となった。
ギリシャの格下げなどを受けて、信用リスクへの警戒感が高まりつつ
あるなか、市場では、株式や商品市場へ流れた資金の逆流が強まり
やすいとの見方もあり、まずは、アジア勢の反応を見極めたいところである。