7日欧米時間の為替相場では、円が全般的に買い戻される展開。
欧州時間、ドバイ・ワールドの債務返済のための政府資産売却について、
政府高官がそれを否定する発言を行ったことから、リスクに対する
警戒感が強まる形となり、株価下落→円が買い戻される展開となった。
注目されたバーナンキFRB議長の講演は、特に目新しい内容はなく、
雇用統計の強い内容からタカ派を期待していた向きにとっては、
やや物足りない結果となった。
金融引き締め時期については、具体的には触れられず、
米ドル売りに傾斜する場面も。
米ドル円は安値を89.03円まで更新したが、米国の早期利上げ期待も
一部で燻っており、89円台半ばまで水準を戻すなど底堅さも見せている。
一方のクロス円各通貨は、豪ドル円が81円台半ばまで水準を下げ、
雇用統計後の上昇分を打ち消す形となるなど、全般的に上値の重い
推移となった。
バーナンキFRB議長は慎重な姿勢を見せたものの、11日の米小売売上高などで
米消費の回復基調が確認できれば、早い段階での利上げの思惑も強まり、
米ドルが買い戻されやすくなりそうだ。
仮に、一段の米ドル高となった場合には、金や原油などが下落基調となる
可能性もあるため、資源国通貨の上値が抑えられる展開も予想されるだろう。