FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -124ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

15日の欧米市場では、米ドル円の底堅さが目立つ格好となった。


ここ最近米雇用統計に始まり、本日発表のあった生産者物価指数

(予想0.8% 結果1.8%)、鉱工業生産(予想0.5% 結果0.8%)など主要な

米経済指標に関し好結果を示していることで、市場関係者の間では

明日発表予定のFOMCにて金融緩和策の解除があるのではとの思惑から

米ドル買いの流れとなった模様。


だがNY市場後半になると、バーナンキFRB議長のインフレに対する

スタンスが米高官より明らかにされたことで、上値を削り89円台後半で

失速させることとなっている。


その内容は前回のFOMCの声明文を踏襲する内容であったことから

今回の声明が微調整となる可能性が意識されているようだ。

FOMCを前に売り買い交錯する状況が続いているが、テクニカル面では

今回90円の大台に乗せられなかったことで、上値の重さを指摘する声も

挙がっている。


一方のユーロ米ドルは引き続き下落基調。

ユーロを取り巻く環境の悪化を指摘する声は相変わらずだが、

今月4日から続く下落トレンドはその足を緩めておらず、10月2日の安値

1.4480ドルを割り込んだ場合下値余地は非常に広いため注意が必要だろう。


15日午前の東京外国為替市場は、各通貨狭い値幅でもみ合う

展開となっている。


注目されていた豪準備銀行議事録の内容は、2月まで金利を

据え置くかどうか議論したとの事。結果的に豪追加利上げ観測が後退し、

一時豪ドル円が値を崩す場面が見られた。


しかしながら、一方では第3四半期豪新規住宅が市場予想(前期比+6.0%)を

上回る数字(前期比+9.4%)となったことが好感され、豪ドルの支援材料と

なったようだ。


市場の不安材料であるドバイショックについては、昨日アブダビ政府による

100億ドル規模の拠出が発表されたものの、大手格付け会社S&Pは

ドバイ政府系企業の格付けを即座に引き上げるものではないとコメント。


問題となったナヒール債の価格も回復しておらず、懸念が払拭されない

現状を物語っている。東京時間午後に関しては主だった指標の発表が

予定されていないため、引き続き小動きとなる事が予想されるが、

NZドル円については堅調な推移となる可能性がある。


イングリッシュ財務相が同国の経済成長見通しを上方修正したことが

意識されており、再び65円トライの展開を期待したい。


14日、欧米市場では各通貨ともに小幅なレンジでの推移となった。

ドバイワールド救済のニュースは欧米市場において既に織り込み

済みとなっており動意を生むには至らなかったこと、またFOMCを

控え積極的な商いが行われなかったことが背景にはあるようだ。

米ドル円は88円半ば近辺から動かず、ユーロ円は129円後半で

固まるなど30銭前後の値動きに終始している。

一方の豪ドル円は午前中の下げから一転底堅い展開に。

日足ベースで長いひげを形成したことで下値の底堅さがうかがえるものの、

82円近辺では売り注文が控えているとの声も聞かれており、

しばらくは80円から82円のレンジ相場に収まりそうだ。