FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -123ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

17日午前の東京外国為替市場は、主要通貨に対して米ドルが

買われる展開となった。


昨日の米FOMC(連邦公開市場委員会)以降、米国が段階的に

金融刺激策を解除していくとの見方が強まっており、米ドルショート

ポジションの巻き戻しが進んでいるようだ。


米ドル円においては90円以上に輸出筋の売りものが大量に並んで

いるとの話が聞かれており、上昇への道程は険しいものとなりそうだが、

逆に90円台で足場固めが出来るようであれば、上値余地は広がるだろう。


一方の豪ドル円は上値の重い値動き。

豪ドル米ドルが11/27以来の安値を記録し、主要通貨に対して軟調な

推移となっている。来年以降の利上げ期待が後退していることも圧迫

材料となっており、9日に示現した79.22が視野に入ってきそうだ。


16日の欧米市場では、FOMCの結果に一喜一憂する結果となった。


注目された内容は、市場の予想通り政策金利の引き上げは検討されず、

全員一致で現状維持。声明文では、「異例の低金利を長期にわたり

正当化する可能性が高い」、「大部分の資金供給措置は来年2月1日

までに解除」、「米経済は当面、弱い状態にとどまる可能性が高い」、

「インフレは当面、抑制された状態が続くだろう」となり、

先日のバーナンキFRB議長のスタンス同様市場の思惑から乖離する

内容ではなかったという。


長期間極めて低い水準に維持するとの文言が据え置かれたことで、

発表直後こそ米ドル売りの反応が見られたものの、その後金融緩和策が

終了にむかう具体的時期が示されたことで、一転米ドル買いとなった。

蓋を開ければ結局発表前の水準に落ち着いており、90円の大台回復も

見られなかったことで、新たな動意を生むには至っていない。


16日午前の東京外国為替市場は豪ドル円が牽引役となり、

各通貨値を削る展開となった。


注目されていた第3四半期豪GDPが前期比+0.2%、

前年比+0.5%(予想:前期比+0.4%、前年比+0.7%)と弱い内容で

あったことが嫌気された。


また、RBA副総裁が現状の金利について、通常のレンジに復帰してい

るとの見方を示したことが意識されており、2月以降の利上げ期待後退を

受けた豪ドル売りが優勢となったようだ。


米国時間には主要経済指標が多く控えており、目先的にもポジション

調整の売りが見られるだろうが、豪ドル円や豪ドル米ドルではアジア系の

買いオーダーが下値を支えているため、一旦膠着状態となる可能性が高いか。


豪ドル円はここ数カ月保ち合い相場を形成しており、82円の上値と79円の

下値のどちらかを明確にブレイクするまでは方向感のない推移が続きそうだ。