FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -12ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

20日東京時間の外国為替市場において、豪ドル円が確り

とした動きを見せている。

序盤にスティーブンスRBA総裁より「ダウンサイドリスクが

顕在化しなければ、今後行うのは景気上振れへの対処となるだろう」

と利上げを示唆する発言がなされ、豪ドル買いを後押しした。

豪ドル円は断続的に上値を伸ばし、本日高値を81.09円としている。

先週高値81.32円を前に足踏みしているが、前日比プラス圏で

スタートを切っている欧州株の動きを好感してリスク選好の

地合いが強まるようであれば、こちらを更新する可能性は

十分ありそうだ。

そうなれば、4月高値と5月安値の61.8%戻しにあたる82.00円付近が

次の上値目標値として意識されることが予想される。

一方の米ドル円は85円台半ばでこう着状態。15日の介入後に

85円台へ乗せてからは同水準における底固さが顕著で、

米ドル売り・円買いが仕掛け難い状況になっている。

市場の注目も明日のFOMCへと移っており、目先も同様な

展開が続く可能性が高そうだ。

先週は15日に6年ぶりの日銀からのドル買い円売り介入を受け、

米ドル円は82円後半から85円後半まで約3円のドル高円安となった。

今回の介入は2004年1月に実施した円売り介入の規模を超え、

おおよそ2兆円となったようである。

単独介入に関して一部、ヨーロッパ・アメリカから批判的な

見方も出ているが、米金融当局・政府は現在のところ黙認をしている。

今週は23日にNYで日米首脳会談が予定されているが、

先週ガイドナー米財務長官も議会での為替政策公聴会で

日本の介入に関して触れる事は無く、トップ会談であることから

今回オバマ大統領も強くは非難しないとの見方が強い。

21日のFOMCで追加の金融緩和策期待が高まるようであれば、

ドル安円高の展開も可能性あるが、半期決算の月末を控え

円高からの株安、輸出企業対策から日銀も介入の手は

緩めないだろう。

月内の円高は考えにくいと思われる。ドル高円安の展開は

テクニカル的に94.99円からの82.87円の下落幅に対する

フィボナッチ23.6%が85.73円で、現在はこの近辺で推移

しているが8月13日の戻り高値86.38円をまずは明確に

抜けきれるかに注目していきたい。

18日欧米時間の外国為替市場において、ユーロ円が軟調な

推移を見せている。


欧州時間にアイルランドが外部機関へ救済要 請を出すとの

噂が駆け巡り、欧州債務問題への懸念が再燃しユーロ売りを

呼び込んだ。


ユーロ円は一時111.60円まで本日安値を削り東京時間中の

上昇分を 吐き出す形となっている。

ただ、NY時間にアイルランド財務省より前述の噂を否定する

コメントが出されたこで一方的な展開には繋がっておらず、

一連のユー ロ売り地合いは単発的なもの留まるとの見方が

多いようだ。


一方で米ドル円は85円台後半でもみ合う格好となった。

はやくもFOMC(21日)への警戒感が 高まっており、積極的な

取引は手控えられたとのこと。8月消費者物価指数のコア指数

(予想:前月比+0.1%、結果:前月比)等、予想に比べ弱い数値

と なった米経済指標もあったが市場の反応は限定的であった。


心理的な節目となる85.00円を確りと上抜けて今週の取引を終えた事で

テクニカル的な地合いは 強化されたと言える。

当面は5月高値と9月安値の38.2%戻しにあたる87.42円付近が

上値目標値として意識されそうか。