FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -114ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

4日の欧米市場では、米ドルが売られる展開。


アジアの流れを引き継ぐ形で、欧米株価や資源価格が堅調

だったことから、リスク選好の米ドル売りが優勢となったようだ。

米ドルは対主要通貨で全面安の展開となり、ユーロドルは一時

1.4457まで上昇、米ドル円は92.17円まで安値を更新した。


一方のクロス円各通貨は全般的に上昇。中国経済の拡大に伴う

資源需要の拡大を期待する動きから、年明けの資源価格が堅調な

スタートとなっており、資源国通貨が買われる展開となった。


これを受けて、豪ドル円は一時84.60円まで上昇。

昨年10月の高値である85.37円も視野入りしており、上抜ければ一段の

上昇余地が出てきそうだ。


クロス円各通貨の中で冴えない動きとなったのは英ポンド円。

欧州時間は12月英PMI製造業(結果:54.1 予想:52.5)が強い内容

だったことから、高値を150.75円まで伸ばしたが、金利見通しで

優位性を保たれている米ドルに対しては伸び悩む形となり失速、

対円にも波及する形となった。


結局、英ポンド円はNY終盤に掛けて149円割れまで値を削っており、

軟調な展開が続く可能性もありそうだ。


4日午後の米ドル円はもみ合い推移となった。夜間取引での米株価指数先物の

上昇につられ、上海を除くアジア圏や欧州株の寄り付きから買われたことで、

午前中の下げを取り戻す動きを見せた。


だが、その後は年末の高値とほぼ同水準で上値が抑えられ結局元のレンジに

収まっている。年も明け市場参加者も徐々に戻りつつあるが、今回は特に注目

される米雇用統計を週末に控え積極的な商いにはつながっていない。


一方の豪ドル円は底堅い展開。米景気回復期待や中国の寒波ほか、ロシアが

ベラルーシ向けの原油供給を停止したとの報道が買い材料となり、原油価格が

80ドルの大台にのせさせたという。


商品市況の高騰をうけ、加ドル円も底堅く推移しており、この2通貨に関しては

それぞれ直近の高値までの上昇もありうるだろう。

(豪ドル円84.23 11/12、加ドル円90.30 8/3)


4日午前の東京外国為替市場は円買い優勢の展開。


日経平均株価も堅調な推移を見せており、特に円買いを

促すような材料が出たわけではないが、昨年末に進んだ

円安の流れが速かったこともあり、年が明けてその円ショート

ポジションを巻き戻す動きが重なった格好か。


なかでも、上昇幅の大きかった英ポンド円の下落が目立ち、

昨年終値からは一時1円以上も値を削る場面が見られた。

大台150円台への定着が年明け東京市場での目標では

あったがこちらをあっさりと割込んだことで、目先も調整地合いが

継続する可能性が高まったといえる。148.30円付近に5日間移動

平均線が差し掛かっており、短期的な下値目途として意識されそうか。


一方の米ドル円は92円台後半で上値の重い展開。

朝方は93円台で推移する時間帯もあったが、すぐに92円台へ

と落とされている。

こちらは昨年の高値と安値の半値戻し(93.10円付近)が

上値抵抗帯として意識されているようで、目先も同水準では戻り売り

圧力が強まるとのこと。

週末の米雇用統計を睨んで、NY時間発表の米経済指標へ警戒感を

示す参加者もおり、東京時間午後も同様な展開が継続されそうだ。