FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -113ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

6日午後の外国為替市場では、クロス円の底堅い推移が続いている。


米雇用統計の前哨戦となるADP雇用統計への期待感を背景に、

本邦投機筋を中心に買いが出ている模様。


一部市場筋からは強すぎるその期待感に対し、「米長期金利が

3.8%台まで上昇しているが、これは今年第3四半期の利上げを

かなり織り込んだため。


しかし、そこまで米景気が回復しているとは思えない」との声も聞かれ、

ADP雇用統計と米雇用統計が予想に比べ悪化した場合の反動には

注意したいところ。


一方のユーロはシュタルクECB専務理事は、EUがギリシャを救済

することはないとの見方を示したことでユーロへの信用不安が増大

したことを受け、欧州時間序盤にて売られる展開をみせた。


その後クロス円が堅調に推移したことにつられ水準を戻しているが、

リスク回避の流れとして売り込まれやすい地合いは依然続いていると言えそうだ。


5日欧米時間の為替相場では、米ドル円とクロス円各通貨が水準を

下げる展開。


欧州時間は、新規となる材料に乏しく方向感に欠ける動きとなったが、

米国時間に入ると円を買い戻す動きが優勢となった。

特段の材料が出たわけではないものの、8日の米雇用統計を前に

ポジションを解消する動きが強まった模様。


特に上昇のペースが早かったクロス円各通貨は、利食いの売りで

下げを加速させて、ユーロ円は131円台半ば、英ポンド円は146円台前半、

豪ドル円は83円台前半まで一時的に値を削っている。


一方の米ドル円も、11月米中古住宅販売保留(結果:-16.0% 予想:-3.1%)が

予想より大きく悪化していたことなどから一時下げを強め、

安値を91.24円まで更新した。

NY終盤に掛けても米ドル円の戻りは弱く、昨年12/24の安値である

91.12円を突破すると、下げが加速する可能性もありそうだ。


また、クロス円各通貨においても、NYダウが小幅安圏内でもみ合うなど

冴えない動きとなったため、戻りが弱い状況となっており、下値リスクを

意識しながらの展開が続きそうだ。


6日は、米雇用統計を見極める材料として注目される12月ADP雇用統計の

発表が控えており、結果を受けたマーケットの反応に注目したいところだ。


5日午後の外為市場では、午前に引き続き上値の重い展開。


先日のNYダウが底堅く推移したことを受け、アジア圏の株式も

堅調な推移となっていたが三井住友フィナンシャルグループが

8000億円規模の公募増資を実施する計画との報道を受け、

円買いに傾斜。


日経平均も上値を削り始めたことでリスク回避の流れもクロス円の

売りにつながった模様。そのなかで豪ドル円に関して昨日までで

5営業日連続の上昇であったことからいったん売られており、

上昇の始った78.58円から頂点となる本日高値84.68円の三分の一

押しとなる82円半ば近辺までの下落もありうるか。


ただ、米雇用統計を控えた調整色の強い相場つきであるため、

そこから先の下落は想定し難いことも考えられることから、

押し目のどの水準で買いが入るか注目したいところだ。