FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -112ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

7日午後の外為市場では、クロス円が続伸することとなった。


後任の財務相として就任した管財務相の発言を受けたことが

背景にはあるようだ。

その内容は「もう少し円安方向に進めばいい、為替が経済に与える

影響を考え、適切な水準になるよう日銀と連携して努力する」と

前藤井財務相の就任後にあった円高誘導ともとれる発言とは

逆の内容だったことから、欧州市場でも引き続き円売りに傾斜している模様。


この流れをうけ米ドル円は92円台前半から92円台後半まで急伸、

豪ドル円は10/19の高値85.37円を上抜いたことで、テクニカル面でも

上値余地が広がった格好となっている。


一方のポンド円は伸び悩む状況。大林組など日本の企業連合が

ドバイ政府の工事費支払い遅延を背景にドバイの鉄道建設工事を

一時停止すると報じられたことで、特にドバイへの投資では英系銀行が

突出していることから、ポンド買いに警戒感が出ているようだ。


7日午前の東京外国為替市場では、豪ドル円の上昇が目立っている。

発表された11月小売売上高(予想:前月比+0.3% 結果:前月比+1.4%)が

強い結果となり、2月の政策金利決定会合における利上げ期待が

高まったことが豪ドル買いの背景となった。

同時に発表された11月豪貿易収支(予想:-18.00億豪ドル 

結果:-17.00億豪ドル)で貿易赤字の縮小が確認されたことも相まって、

一時85.57円まで本日高値を更新している。

ただその後上昇は続かず、利益確定の豪ドル売りから85円台前半まで

押し戻された。結果的には2008年7月高値と2008年10月安値の61.8%戻し

(85.60円付近)の水準に上値を抑えられる形となっており、

テクニカル的には短期的な調整局面を迎える可能性が高まったともいえる。

目先は前述した水準(85.60円付近)を巡る、ファンダメンタルズ面を好感した

買い方とテクニカル面を嫌気する売り方との攻防に注目が集まる。

尚、米ドル円は92円台前半で上値の重い推移。

対豪ドルで米ドル売りが進んだことが、米ドル円の上値を抑える要因

となった格好か。

6日欧州時間の円相場は、ユーロ円の下落に押される形で、

全般的に上値の重い推移。米国時間に入り、注目されたADP雇用統計

(結果:-8.4万人 予想:-7.5万人)が予想を下回る内容となると、

米ドル円を中心に円の買い戻しが強まる場面も。


しかし、12月米ISM非製造業景況指数(結果:50.1 予想:50.3)が予想を

下回ったものの、景気拡大・後退の分岐点(50.0)を上回ったことが

マーケットに好感され、リスク選好の動きが強まる形となった。


円相場では、金や原油など資源価格が上昇したことを受けて、

資源国通貨を中心に買いが集まり、クロス円が大きく上昇する動きに。


特に豪ドル円は、昨年の高値(85.37円)に迫る85.22円まで上値を

伸ばしており、堅調さを維持している。

7日には注目の11月豪小売売上高(予想:0.3%)の発表が控えており、

結果が良ければ昨年の高値を超えて一段の上昇となる可能性も。

ただ、豪ドル円は年末から急ピッチの上昇となっていることもあり、

利益確定の豪ドル売りも出やすく、結果が予想より悪いと、調整の起点

となる可能性もあり注意が必要となる。


一方の米ドル円は、92円台半ばでもみ合う動き。FOMC議事録においては、

FRBが慎重な姿勢を崩していないことが明らかとなり、早期利上げ期待の

後退から米ドルの上値を抑える要因となっている。

8日の米雇用統計までは、米ドルの神経質な動きが予想されるが、

利上げへの慎重な見方が多くなれば、じりじりと米ドルが売られる展開も

予想される。