FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -111ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

今週の外為市場は米ドル円の上値はある程度重いものの、
底堅い展開が予想される。

先週末の米雇用統計は、市場予想に比べ米経済の回復速度は
緩やかなものであることが露呈されたが、それでも下値では積極的な
買いが見られるなど底堅さが印象に残る相場つきであった。
そのため、市場のセンチメントは依然上向きであり、主要な米指標、
今週であれば米小売売上高などの内容如何によってはその流れは
加速するとの見方も。

テクニカル面でも同様に12月初旬より続く上昇トレンドは米雇用統計に
よる下落でも割り込んではおらず、4月初旬の高値101.48円から11月下旬の
安値84.78円の半値戻しとなる93.13円近辺が目前に迫っているが、
もしこの流れのまま上抜いた場合、上値余地は非常に広いため注意が必要だ。

一方の豪ドル円は直近の高値であり、上値抵抗線と目された85.37円を既に
越えたことで市場関係者の間では90円までの上昇が期待されるとの声が
聞かれており、円安の流れがこのまま継続するかこちらも注視したい。

8日午後の外為市場では、各通貨上値の重い展開が続いている。


昨日の菅財務相による円安誘導発言について、鳩山首相は

「為替について政府が言うべきでない」と否定的なコメントをしたことで、

円買いに傾斜した模様。


本日は米雇用統計だけでなく、ユーロ圏や加においても失業率などの

重要な指標が発表されることからポジション調整の円買いも背景には

あるようだ。


当の菅財務相は財務相はいざというときに為替に対し何らかの行動を

とる権能を持つと発言した上で、あくまで経済界の考えを代弁したものだ

とコメントしたが、従来よりも重い立場という自覚が必要と反省の弁も

漏らしているため円売りにはつながっていない。


一方のポンド円は昨日本邦企業連合がドバイの鉄道建設工事を

一時停止すると発表したことで、突出したドバイ投資を行っている

英金融界を懸念してポンド売りが散見されていたが、本日は一転

ドバイ政府が鉄道建設工事費を契約に基づき支払うと表明したことで、

買い戻されている。



7日欧米時間の為替相場では、全般的に米ドルの買い戻しが

優勢の展開。


8日に予定される米雇用統計を控え、期待から米ドルを買い戻す

動きが出ている模様だ。


マーケットでは、非農業部門雇用者数において、数万人の増加を

見込む声もあるなど、楽観的な見方が広がりつつある。


発表が行われた新規失業保険申請件数(結果:43.4万件 予想:44.0万件)も、

予想をより良い内容となるなど、市場の強気な見方を後押ししており、

米ドルのセンチメント改善に寄与する形となっている。


これを受けて、米ドル円は高値を93.42円まで更新。

93円台半ばには200日移動平均線が控えており、一旦は上値を

抑えられる形となったが、93円台前半レベルを維持しており、

再度の上値トライに期待がかかる。


一方のクロス円各通貨も、米ドル円の上昇にサポートされ、

全般的に本日の高値圏を維持してNYを引けており、一段の上昇も

視野に入れた展開が続いている。

特に豪ドル円は、高値達成感からの利食い売りで押されながらも、

85円台半ばを維持しており、さらなる上昇の可能性も出てきたと言えそうだ。