FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -107ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

今週の為替市場では、米主要企業決算や各国の重要経済指標、
また、カナダ中銀(BOC)による政策金利発表やBOE議事録などの
金利関連イベントに注目が集まりやすい。

金融・ハイテクを中心とした米主要企業の決算発表では、
特にシティグループ(19日)、バンカメとモルガンスタンレー(20日)、
グーグル(21日)などにマーケットの関心が集まっている。

16日に発表されたJPモルガン・チェースの決算は市場予想を
下回る内容となっており、市場の決算発表に対する警戒感を強めている。

各通貨に目を向けると、米国の雇用環境の回復の遅れから、
米利上げについては時期尚早の見方が広まっており、
米ドルは上値の重い推移が継続しそうだ。

ギリシャの財政悪化問題で揺れるユーロについては、欧州の信用リスクに
発展する可能性も指摘されるなど、下落リスクを意識した展開となりそうだ。

また、豪ドルや加ドルなどの資源国通貨は、リスク回避姿勢の強まりから
やや軟調な展開となっており、米主要企業の決算や経済指標の内容
次第では、この動きが加速する可能性もあるため注意を払いたい。

15日午後の外為市場では、午前に引き続き円買いが進行している。

背景にはメルケル独首相辞任の噂や独卸売物価指数
(予想0.5% 結果0.2%)が予想を下回ったことや、
トリシェECB総裁が「米国の強いドルスタンスを支持する」との
発言を受けてユーロ売りが加速。

ユーロ円の下落か ら他のクロス円通貨も水準を落とす
こととなっている。
そのほかにもジャマイカ国内債務の事実上のデフォルト等、
リスク回避の流れとなっていることも円買い を加速させる要因
となっているようだ。

市場では直近の安値131.26円を割り込んでいることもあり、
下値余地が拡大しているとの声も。
本日は米消費者物 価指数が発表予定となっており、
その結果如何によっては更にレンジを下にシフトさせる展開も
有り得るため、発表予定時間である22:30近辺は特に注視し ていきたい。

14日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は軟調な展開。


12月小売売上高(予想:前月比+0.4%、結果:-0.3%)が予想外の

マイナス成長となったことをきっかけに米ドル売りが進行、

一時90.84円まで本日安値を更新した。


同時に発表された新規失業保険申請件数(予想:43.7万人、結果:44.4万人)も

悪化を示したことで、一部参加者の間では米早期利上げ観測が後退しており、

米ドル売りの出やすい状況となっている。


5・21日移動平均線がデッドクロスを形成し、テクニカル的な地合いが弱化傾向に

あることも鑑みれば、目先も下値を攻める動きが続く可能性がありそう。

短期的には大台90.00円を試す動きとなることも考えられ注意が必要だろう。


一方のクロス円各通貨も軒並み軟調な推移であった。

欧州序盤、米小売売上高やECB金利発表等のビッグイベントを控えた円売り

ポジションの調整から値を削り始めたが、米小売売上高が弱い内容を示すと、

こちらを受けての株価下落を懸念する向きからリスク回避の円買いが

持ち込まれると下落に拍車がかかった。


特に下落幅の大きかったユーロ円は本日高値から2円近く水準を落とし

本日安値を131.70円としている。

尚、注目材料であったECB政策金利発表だが、政策金利は大方の予想通り

1.00%に据え置きとなった。


その後のトリシェ総裁の会見ではユーロ圏景況感につき「2010年は緩やかに拡大」

と楽観的な見方も示されたが、市場への影響は限定的であった。