14日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は軟調な展開。
12月小売売上高(予想:前月比+0.4%、結果:-0.3%)が予想外の
マイナス成長となったことをきっかけに米ドル売りが進行、
一時90.84円まで本日安値を更新した。
同時に発表された新規失業保険申請件数(予想:43.7万人、結果:44.4万人)も
悪化を示したことで、一部参加者の間では米早期利上げ観測が後退しており、
米ドル売りの出やすい状況となっている。
5・21日移動平均線がデッドクロスを形成し、テクニカル的な地合いが弱化傾向に
あることも鑑みれば、目先も下値を攻める動きが続く可能性がありそう。
短期的には大台90.00円を試す動きとなることも考えられ注意が必要だろう。
一方のクロス円各通貨も軒並み軟調な推移であった。
欧州序盤、米小売売上高やECB金利発表等のビッグイベントを控えた円売り
ポジションの調整から値を削り始めたが、米小売売上高が弱い内容を示すと、
こちらを受けての株価下落を懸念する向きからリスク回避の円買いが
持ち込まれると下落に拍車がかかった。
特に下落幅の大きかったユーロ円は本日高値から2円近く水準を落とし
本日安値を131.70円としている。
尚、注目材料であったECB政策金利発表だが、政策金利は大方の予想通り
1.00%に据え置きとなった。
その後のトリシェ総裁の会見ではユーロ圏景況感につき「2010年は緩やかに拡大」
と楽観的な見方も示されたが、市場への影響は限定的であった。