FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継 -102ページ目

FX 外国為替証拠金取引 マーケット最前線から実況中継

ラジオNIKKEI ファイナンシャルFXに出演した為替アドバイザーが、外国為替市場をレポート。

25日の欧米市場では、小幅な値動きでの推移となった。


発表された米中古住宅販売件数(予想-9.8% 結果-16.7%)の悪化を受け、

NY時間序盤こそ売られたものの、オバマ大統領より発言のあった

米中級階層に向けた景気対策を打ち出すとのコメントが好感視されて

いることや、米FRBのバーナンキ議長が再任される可能性が高いとの噂から、

クロス円が買い戻された模様。


結果としては総じてクロス円全般は往来に終始したものの、

日足ベースでは急落後の反転が形成されたことで、

値ごろ感から一次的な買い戻しが起きるか注目。


一方のユーロ円は伸び悩む状況が続いている。ギリシャ国債の

販売状況が好調ということで、安堵感から買われていたが、

IMFによる発表では新たにチェコの財政赤字拡大を懸念

する発言をしており、遅々として進まないユーロ圏の経済状況は

依然注視すべきだろう。


今週は、27日(日本時間28日4:15)に予定される米FOMC(公開市場委員会)

に注目が集まる。焦点は、声明文において今後の金融政策の見通し

がどのように示されるか。

前回の会合からは、予想を上回った複数の経済指標などから景気回復の

兆しが見えていたが、12月の小売売上高と雇用統計の内容が期待を裏切る

弱い内容となったため、早期の利上げ観測は後退している。


マーケットでは、今回の声明でも低金利の維持が示唆されるとの見方が

多くなっているが、緩やかな景気回復基調を背景に、出口戦略について

もう一段の踏み込んだ内容が出されるとの声もあり、注意を払いたいところ。


その他の米国関連の注目材料としては、中古住宅販売件数(25日)、

消費者信頼関指数(26日)、新築住宅販売件数(27日)、耐久財受注(28日)

や第4四半期GDP速報値(29日)が予定されるなど、重要経済指標が

目白押しとなっており、目が離せない展開く。


米ドル円については、テクニカル的な抵抗ラインの集まる91.00円付近を

頭に上値の重い展開が予想されており、下値は89円台前半が支えられないと

88円台後半まで下落余地が出てきそう。


クロス円各通貨は、中国の金融引き締めの動きやオバマ米大統領による

米金融規制案を受けた株価の軟調さから、リスク回避の円を買い戻す

動きが継続しており、週明けアジア勢の出方次第ではこの流れが続く

可能性もあり注意したいところだ。



22日の欧米外国為替市場は、対円相場の下落が進む中、
英ポンド円の下落が際立った。

欧州時間序盤に発表された12月英小売売上高が予想(前月比+1.1%)を
大きく下回る数字(前月比+0.3%)となり、それまで買い戻しに動いていた
短期筋も円買いに反転。
さらに、英国がオバマ米大統領の提唱する金融規制に追随するとの
思惑が広がり、英ポンドは主要通貨に対して下落、対円では144.59円まで
下値を拡大している。

また、ドイツ財務相が独自の金融規制を打ち出すとコメントしたことから、
欧州でも金融関連株を筆頭に株安が進行、リスク回避の円買い意欲は根強い。
NY時間の引けにかけてはダウ平均株価が下値を拡大し、為替市場でもリスク
回避の動きが再燃しており、来週のアジア時間も下値を探る展開となる可能性が
あるだろう。

米ドル円は、昨年11月の安値からの上昇に対する半値押しの水準
(89.23)が視野に入っており、当面は同水準を維持できるかがポイントとなりそうだ。