水が湧き出し、小川と成り、それが集まってやがて大河と成ってゆく様が、これほどみごとにオーケストラで表現された曲は、ほかには無い。川をとりまく生き生きとした人々の暮らしや、時には美しく、また時には猛威となる自然も描写されている。チェコは内陸なのに、何故かこの曲の最後の部分に関しては、大河が海に出て、広々とした海に、やがて日が少しずつ傾きかけようとしていると言うイメージを僕は長く持っていたのである。

昨夜、アメリカのミュージカル映画「オペラ座の怪人」をテレビで見た。何年か前に僕も映画館で見た。しかし今回のテレビでは、日本語に吹き替えに成っていたので驚いた。見始めてしばらくして、「これは、劇団四季に違いない。」と思った(「オペラ座の怪人」以外の劇団四季の公演を何度か見たことがあったから)。後で確認したらやはりそうだった。僕としては、字幕スーパーでオリジナルの音を聞きたかったのだが、、、、。しかし、これだけの大作の吹き替えの権利を獲得するのは、日本では、劇団四季ぐらいだろう。是までの興行の実績が、海外でも高く評価されているから、この様なことができるのであろう。

もし、この世に神と言う存在が有るとしたら、バッハは神の意志を音で表現したのだろう。無駄が無く、感情の起伏は最小限に抑えられ、優しくもあれば厳しくもある。しかし、決して権威に縛られているわけじゃない。ここから「音楽」は、根底に一つの太い芯を持ちながら、世代と共に形を変えていくのだ。