「第一番」は、着想から完成まで二十年余りを要しているが、「第二番」は短期間で書き上げたらしい。「第二番」は、全体を通じて牧歌的雰囲気が漂っている。第一楽章の第一主題の後のトロンボーンのハーモニーは、早朝の森にもやが掛っているという印象を与え、実に渋い。続くヴィオラとチェロの奏でる第二主題は、「ブラームスの子守唄」を連想させるメロディーで、非常に郷愁を誘う。「第一番」が厳格でよどみのない作品なので、こちらもついつい襟を正して聞いてしまうのに対して、「第二番」はゆっくりとリラックスした気分で聞ける。

近年、「ウエストサイド・ストーリー」を二回、「ジーザス・クライスト・スーパースター」を一回見た。両方とも、ストーリーの展開や音楽の順番など、ほとんど映画と同じだった。オリジナル映画版を愛している者にとっては、非常に嬉しかった。この、古典的とも言っていいミュージカルを現代の若者が、懸命に演じている姿は驚きでもあり、新鮮でもあった。「ウエストサイド」で、殺されたトニーにマリアが駆け寄ってゆくシーンや、「スーパースター」で、イエスが十字架に架けられたシーンを見た時は、目頭が熱くなった。
昨日、NHKのBS2の「昭和の歌人たち」で、作曲家「三木 たかし」(2009年5月11日に亡くなる)を特集していた。石川 さゆりが「津軽海峡・冬景色」を歌い、川中 美幸が「豊後水道」を歌っていた。先日二人についてこのブログで、記事を書いたばかりなので、この番組に出会ったことに、何か運命的なものを感じてしまう。テレサ・テンのヒット曲集や岩崎 宏美の「思春期」など、しみじみと「いい曲だなあ。」と思いながら聞いていた。三木 たかしの妹の黛 ジュン(1968年日本レコード大賞 大賞受賞者)は、年を取って少し声が出なくなっていたけれど、歌い方は昔のままだった。