「第一番」は、着想から完成まで二十年余りを要しているが、「第二番」は短期間で書き上げたらしい。「第二番」は、全体を通じて牧歌的雰囲気が漂っている。第一楽章の第一主題の後のトロンボーンのハーモニーは、早朝の森にもやが掛っているという印象を与え、実に渋い。続くヴィオラとチェロの奏でる第二主題は、「ブラームスの子守唄」を連想させるメロディーで、非常に郷愁を誘う。「第一番」が厳格でよどみのない作品なので、こちらもついつい襟を正して聞いてしまうのに対して、「第二番」はゆっくりとリラックスした気分で聞ける。