ストラヴィンスキーの三大バレエ音楽(「火の鳥」、「ペトルーシュカ」、「春の祭典」)の第1作が「火の鳥」だ。この曲に関して一番印象に残っているのが、かつてオリンピックの女子フィギュアスケートのフリー演技で、この曲を聞いた事だ。どこかで一度は、聞いていたかもしれないのだが、やはり演技を見ながら聞けば、いっそう想像力が湧いてくる。ストラヴィンスキーは、リムスキー・コルサコフに作曲法と管弦楽法を学んだということだが、確かに、第4曲の「王女たちのロンド」を聞くと「シェエラザード」の「若い王子と王女」を思い出す。しかし、ストラヴィンスキーが最も影響を受けているのは、ドビュッシー以後のフランスの音楽ではないかと思う。同時代の同じロシアの作曲家のプロコフィエフやショスタコーヴィチの作風とはかなりの違いがあると思う。「春の祭典」は不協和音が多用され難しい曲だが、「火の鳥」は、まだ耳に優しいと思う。
「クレオパトラの夢」は、「ザ・シーン・チェンジズ」というアルバムに収録されえいる、日本で人気のある曲であるらしい。バド・パウエルは、チャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーらによって確立されたビ・バップスタイルのジャズをジャズ・ピアノの分野に定着させ、「モダン・ジャズピアノの祖」とも称される。また、現在まで続く、ピアノ、ベース、ドラムスによる「ピアノ・トリオ」形式を創始した。右手の高速なシングルトーンと、頻繁なコードチェンジに対応するため左手はコードプレーに徹するという、ビバップに最適化された新たな演奏スタイルを確立した。このスタイルは、現在に至るまでジャズ・ピアニストに影響を与え続けている(ウィキペディア)。彼のアルバムの「ジャズ・ジャイアント」の中の曲である「Cherokee」と「So Sorry Please」の演奏を聞いてみた。 大変ごきげんな演奏だった。
昔、レナード・バーンスタインがウィーン・フィルを指揮した、シューマンの交響曲第四番のライヴの映像を見て、シューマンの交響曲を初めて知った。その後、第一番「春」をどこかで聞いて気に入り、買ったレコードが、フルトヴェングラー指揮のウィーン・フィルの演奏のものだった。これは、1951年、ミュンヘンのコングレス・ホールで行われた演奏会からの実況録音盤である。第一楽章は、春の浮き浮した気分がよく表現されていて好きである。第二楽章を聞いていると、ブラームスの交響曲第一番の第二楽章を思い出す。ブラームスがシューマンの弟子であり、かなり影響を受けている 事がよくわかる。第四楽章も春の感じが良く出ている。このレコードを最初に聞いたき頃は、予期せぬ展開があちこちで見られ、シューマンの音楽はおもしろいなと思った。しかし、さすがにドイツ音楽の「渋さ」は、常に根底に流れている。