昔、レナード・バーンスタインがウィーン・フィルを指揮した、シューマンの交響曲第四番のライヴの映像を見て、シューマンの交響曲を初めて知った。その後、第一番「春」をどこかで聞いて気に入り、買ったレコードが、フルトヴェングラー指揮のウィーン・フィルの演奏のものだった。これは、1951年、ミュンヘンのコングレス・ホールで行われた演奏会からの実況録音盤である。第一楽章は、春の浮き浮した気分がよく表現されていて好きである。第二楽章を聞いていると、ブラームスの交響曲第一番の第二楽章を思い出す。ブラームスがシューマンの弟子であり、かなり影響を受けている 事がよくわかる。第四楽章も春の感じが良く出ている。このレコードを最初に聞いたき頃は、予期せぬ展開があちこちで見られ、シューマンの音楽はおもしろいなと思った。しかし、さすがにドイツ音楽の「渋さ」は、常に根底に流れている。